韓国文化院

 

現代を生きる私たちは、人の力だけでできることは限られていて、一人では何もできない、社会は完璧に出来上がっている、巨大すぎる、なんて考えがちです。そのような無力感にとらわれるのもよくわかりますが、そればかりでは悲しすぎます。
人が人の力だけですることのすばらしさ、すごさを確認できる場をつくれたらという願いのもと、多くのご理解とご支援をいただいて、鳥の演劇祭をはじめました。三回目の今回のテーマは、「ひとにさわる まちにさわる えんげきにさわる」。
演劇は人の体の大きさ、限られたエネルギーを基点に、想像力の助けをかりながら、人の大きさをはるかにこえたものを見せてくれます。
人力だけでものすごいことをする営みの古くからの代表選手です。
今回の鳥の演劇祭では、19本の舞台作品の上演を行います。
スイス、韓国、インドネシアの舞台作品、日本からは鈴木忠志さんのSCOT、岡田利規さんのチェルフィッチュの作品も招いて、9月の4週末を中心にいろいろな作品をご覧いただきます。日本全国の舞台作品を連続してみてもらえる「ショーケース」には10を越える団体が来てくれます。
演劇の他にも人間のすばらしさを感じさせてくれる出会いをたくさん用意しています。
鳥取の自然や文化、伝統、そして人の魅力を味わってもらえる「とっとり体験」を6つ用意しました。地域の未来について考えるシンポジウムや子どものためのワークショップ、町全体を会場にして物語に出会う「おはなしラリー」もあります。鳥取のいいものを紹介する「セレクトショップ」は初挑戦です。
舞台作品の魅力を軸に、楽しいいろんなことを組み合わせて、他のどこにもない演劇祭を目指します。ご家族で、カップルで、おひとりで、鳥取の鹿野町に是非お越しください。からだまるごと、一日まるごと遊んでいただけます。

鳥の演劇祭プログラムディレクター 中島諒人

2010年9月3日(金)~9月26日(日)
主会場:鳥の劇場(鳥取県鳥取市鹿野町鹿野1812-1)
電話:0857-84-3268
September 3rd(Fri.) - 26th(Sun.) 2010
BIRD Theatre

主催:鳥の劇場運営委員会
共催:鳥取県 鳥取市 特定非営利活動法人鳥の劇場
後援:スイス大使館 駐大阪大韓民国総領事館大阪韓国文化院 新日本海新聞社 朝日新聞鳥取総局 山陰中央新報社 毎日新聞鳥取支局 読売新聞鳥取支局 産経新聞鳥取支局 日本経済新聞鳥取支局 中国新聞鳥取支局 NHK鳥取放送局 日本海テレビ BSS山陰放送 山陰中央テレビ 共同通信社鳥取支局 時事通信社鳥取支局
協力:鳥取大学地域学部附属芸術文化センター NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会 株式会社ふるさと鹿野 株式会社サラベル鹿野
助成:平成22年度文化庁国際芸術交流支援事業