「コリアウィーク・イン・キューバ」が先月30日から今月4日までハバナで開かれている。展示館を訪問した現地の訪問客が韓国産電子製品を見ている
韓国産の電子製品を真剣な表情で見ている。
特殊装置を被ってVR(仮想現実)を体験する人もいる。
これはキューバの首都、ハバナで開催中の「コリアウィーク・イン・キューバ」の訪問客たちの様子である。
今年5月に韓国で開催された「キューバウィーク」の答礼としてキューバで開かれているコリアウィークは10月30日から11月4日までの日程で行われる。同イベントには合計74社の韓国企業で構成された経済使節が参加、史上最大規模となった。ヒュンダイ自動車、サムスン電子など大企業8社も含まれた。
キューバのイレーナ・ヌーニェス外国貿易省次官(左)が30日に「コリアウィーク・イン・キューバ」が開催中のハバナ国際博覧会の韓国館で韓国のVR機器を体験している
コリアウィークは「第1次韓国・キューバ経済協力委員会」「LA投資調査団活動」「韓国・キューバ文化交流団」などで構成される。また同じ期間に開かれるハバナ国際博覧会では韓国館が設けられ、LEDやエアコンなどの家電、あらゆる自動車部品、医療機器といった多様な韓国製品を目にすることができる。
30日に開かれた「第1次韓国・キューバ経済協力委員会」には両国の主要企業約100社の関係者らが出席した。キューバ側の委員長を務めた貿易企業グループ(GECOMEX)のイレナ・ガルシア副社長は「経協委の構成により定例の交流チャンネルが構築され両国が近いうちに重要な経済パートナーになれることを期待している」と積極的な協力に期待を示した。
ハバナで開かれた「第1次韓国・キューバ経済協力委員会」には両国の企業約100社が参加し経済協力方策について議論した
KOTRA社長のキム・ジェホン氏が「第1次韓国・キューバ経済協力委員会」で祝辞を述べている
医薬・医療・バイオ分野における韓国・キューバ企業間の議論も続く。コリアウィークでは韓国輸入業協会と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が有望輸出入商品を発掘するために構成した貿易調査団およびLG生命科学など5社で構成された医療バイオ使節がキューバに派遣され、現地の関係者らと協力方策を模索する。韓国医薬品輸出入協会はキューバ内で 31の医薬・バイオ企業の持株会社、バイオキューバファーマ(BioCubaFarma)と医薬品協力強化に向けた二国間で初めての覚書(MOU)を締結する予定。
コリアウィークを主宰したKOTRAは2005年からハバナで貿易館を運営している。KOTRA社長のキム・ジェホン氏は「コリアウィークとキューバウィークを交互に開催するなど、今年に入って韓国とキューバの経済交流が加速している。韓国企業が電力・再生可能エネルギー・医療とバイオ・文化・インフラ建設・食品・観光などより多くの分野でキューバ市場に参入してほしい」と述べた。
「コリアウィーク・イン・キューバ」の開幕式に参加した要人らがハバナ国際博覧会の韓国館前でテープカットを行っている=30日
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:KOTRA
翻訳:イム・ユジン
arete@korea.kr