経済

2021.01.05

210105_HMM Algeciras

HMMのアルヘシラス号の様子=聯合ニース


[キム・へリン、キム・ウニョン]

造船・海運分析機関の英クラークソン・リサーチが5日発表した資料によると、昨年の世界船舶受注量は、計1792万CGT(標準貨物船換算トン数・先月28日現在)を記録した。

このうち、中国が798万CGT、韓国が673万CGTを受注し、世界1位と2位を占めた。しかし、聯合ニュースは、先月末に韓国造船海洋とサムスン重工業が受注した液化天然ガス(LNG)運搬船17隻が含まれていないため、この受注量(約145万CGT)を加えると、韓国が中国を抜いて1位を達成すると分析している。これにより、韓国は2018年から3年連続で受注量世界1位を記録することになると見通した。


韓国輸出入銀行・海外経済研究所が先月発表した資料によると、今年の韓国の受注量は前年比134%増の980万CGT、受注額(海洋プラントを除く)は同110%増の215億ドル(約2兆2200億円)を記録するとの見通しを示した。

環境重視政策を強調する米バイデン政権の発足や欧州連合(EU)の温室効果ガス排出量取引制度(ETS)、国際海事機関(IMO)の燃料効率規制も韓国造船企業には、好材料となりそうだ。

kimhyelin211@korea.kr