経済

2021.07.12

210712_LPG

液化石油ガス(LPG)運搬船=韓国造船海洋


[チョン・ジュリ、イ・ギョンミ]

産業通商資源部は11日、「上半期に世界で発注された船舶は2452万CGT(標準貨物船換算トン数)で、このうち韓国は約44%の1088万CGT(267億1000万ドル)を受注した」と発表した。

昨年同期比725%増、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年上半期に比べ183%増となる。造船業の好況期だった2008年以来、最大の受注量を達成した。

特に、韓国の戦線業界が高い競争力を持つ高付加価値船の場合、全世界の発注量1189万CGTのうち、723万CGT(61%)を受注した。

船の種類別では、上半期に発注された140万CGT(16隻)の大型液化天然ガス(LNG)運搬船は、全て韓国が受注した。運賃上昇によって発注が増えた1万2000TEU(TEUは、物流における貨物の量を表す単位で、例えば「1TEU」とは、20フィートコンテナが1個あること)以上の大型コンテナ船と大型石油タンカー(VLCC)はそれぞれ467万CGT(81隻)、116万CGV(27隻)も韓国が受注した。

LNG,液化石油ガス(LPG)、エタン、メタノール、バイオ燃料などエコ燃料を使う船舶の受注も前年同期(53万CGT)比806%増の480万CGTで、世界の発注量の70.1%を占めた。

同部の関係者は、「下半期に発注が予定されているLNG運番線(カタールガス公社)などを考慮すると、世界の発注と韓国の受注実績は良好になると見られる」と述べた。

etoilejr@korea.kr