7月の経常収支は１５カ月連続の黒字だった＝聯合ニュース

［キム・ウニョン］

韓国銀行（中央銀行）が７日発表した７月の国際収支状況（速報）によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は、８２億１０００万ドル（約９０２０億円）の黒字だった。黒字は１５カ月連続。前年同月より、７０億３０００万ドル増加した。

韓国銀行は、今年の経常収支を８００億ドル以上と見通している。昨年の経常収支は７５３億ドルだった。

項目別でみると、輸出入を差し引きした商品収支（貿易収支に相当）は、５７億３０００万ドルの黒字で、前年同月から１２億９０００万ドル減少した。輸出額が５４３億１０００万ドルと２６．３％増えたが、輸入額は３５．０％の伸びで、４８５億８０００万ドルだった。

訪韓外国人の消費から韓国人旅行者の海外での消費を引いた「旅行収支」の黒字額は、８０００万ドル赤字だったが、輸送収支が改善され、前年同月（１３億ドルの赤字）と比べて赤字幅が１２億２０００万ドル縮小した。

特に、貨物や旅客の航空海上輸送料金などの出入りを示す「輸送収支」は、黒字が１５億９０００万ドルに拡大し、過去最大を記録した。コンテナ運賃指数が急伸し、海上貨物輸送の収入が大幅増加したことが背景にある。

給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支（第１次所得収支に相当）は２８億ドルの黒字で、第二次所得収支は２億４０００万ドルの赤字だった。

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