海外に輸出される貨物が飛行機に積み込まれる様子=聯合ニュース
[ミン・イェジ、イ・ギョンミ]
韓国貿易協会の国際貿易通商研究院が14日に発表した資料によると、2020年の世界輸出でシェア1位を占める韓国製品の数は77品目であったことが分かった。
2019年より6品目が増え、国家別の順位としては2年連続10位。
産業別でみると、化学製品が29品目、鉄鋼・非鉄金属が20品目で、全体の63.7%を占めた。
前年に比べ、新たに1位となった17品目のうち、液晶ディスプレイ(LCD)パネルに使われる偏光板(24億7千万ドル)、レーザー機器(22億4千万ドル)の2品目は輸出額20億ドルを上回った。
米国、中国、日本など、韓国の主な輸出先でも韓国勢の活躍が目立つ。特に、米国でSSD(ソリッド・ステート・ドライブ、記憶装置)、パソコンの部品といった情報通信(IT)製品の輸出が大幅増加し、前年比米国向けの全体輸出額は8.0%、1位品目の輸出額は78.9%増加した。
同協会は「新型コロナウイルスの感染拡大による世界貿易の低迷の中、韓国の世界輸出市場におけるシェア10位内の品目が増えたのは励みになる」とし、「主な輸出品目で主要国との競争が激しくなっており、今後の競争力の向上に向けた対策が必要だ」と指摘した。
シェア1位の品目が最も多かったのは中国(1798品目)。次いでドイツ(668品目)、米国(479品目)、イタリア(201品目)、日本(154品目)、インド(148品目)の順だった。
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