韓国は純資産が5000万ドルを超える超富裕層が世界で11番目に多い=聯合ニュース
[イ・ジヘ]
スイスの大手投資銀行クレディ・スイスが20日(現地時間)に公開した世界の富に関する報告書「グローバル・ウェルス・レポート」によると、純資産保有額が5000万ドル(約73億円)を超える超富裕層の韓国人の数は3886人と、世界で11番目に多いことが分かった。
世界全体における超富裕層の人は26万4200人。超富裕層が最も多い国は米国(14万1135人)で、次いで中国(3万2706人)ドイツ(9724人)、カナダ(5507人)、インド(4984人)、日本(4872人)、フランス(4636人)、オーストラリア(4632人)、英国(4175人)、イタリア(3930人)の順だった。
同報告書は、コロナ禍における低金利によって不動産価格や株価が上昇し、超富裕層の数が増えたと分析した。
報告書によると、韓国の成人のうち、純資産が100万ドル(約1億4400万円)を超える人の数は、2021年末の時点で129万人だった。
韓国の成人1人当たりの平均資産額は23万7644ドル(約3463万円)、資産の中間値は9万3141ドル(約1357万円)だった。
保有資産が世界上位1%に当たる韓国の成人は104万3000人で、上位10%に当たる韓国の成人は1848万3000人だった。
同報告書は、韓国・日本・台湾で富の不平等さが相対的に強くないとし、所得の分配が平等に行われる方に属すると評価した。比較的高い相続税が影響を与えたという分析も出した。
報告書によると、このような資産家の増加傾向は世界的に続く見通しだ。
クレディ・スイスは、2026年には8750万人以上が、100万ドル以上を保有した資産家になると予測した。去年の6250万人に比べ4割増えた数値。
韓国の場合、129万人から6割増えた205万9000人が2026年に百万長者になると予想された。
jihlee08@korea.kr