格付け大手のフィッチ・レーティングス=聯合ニュース
[キム・ウニョン]
格付け大手のフィッチ・レーティングスは28日(現地時間)、韓国の国債格付けを上から4番目の「AAマイナス」に据え置き、見通しを「安定的」に維持すると発表した。
同社は2012年9月、韓国の格付けを「Aプラス」から「AAマイナス」に1段階引き上げた。10年連続で据え置いている。
同社は、今回の評価について「北朝鮮に関する地政学的リスクにもかかわらず、(韓国の)対外健全性とマクロ経済の成果は堅調さを保つ。輸出も活発に行われている」とコメントした。
経常収支や外貨準備などの対外健全性についても「AAより安定している」と説明。韓国政府のガバナンスが低く評価されたことや、高齢化社会による問題なども反映された。
世界ガバナンス指標は「国民の発言力と説明責任」「政治的安定と暴力の不在」「政府の有効性」「汚職の抑制」「法の支配」「規制の質」の6つの評価項目である。世界銀行が調査結果を発表する。
同社は韓国の今年の経済成長率を2.6%と見通した。来年は1.9%。「世界景気が純化傾向にあり、輸出と設備投資に影響が及ぶ」と説明した。
これを受け、企画財政部は「韓国の財政健全性や対外健全性が改善されるなど、韓国の経済が肯定的に評価されている」とコメントした。
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