ソウルが世界133都市の金融競争力を評価する指数で、10位にランクインした。写真は、ソウル市内の様子=ソウル市公式フェイスブック
[エスラ・モハンマッド]
ソウルが「国際金融センター指数(GFCI)」で10位にランクインしたと21日、明らかにした。GFCIは、世界主要都市の金融競争力を評価する指数だ。
ソウル市によると、英国のグローバル・コンサルティング・グループのジーエン(Z/Yen)社が21日(現地時間)に発表した「GFCI35次報告書」で、ソウルが世界133都市の中で金融競争力10位の都市と評価された。
GFCIは、約130の世界主要金融都市を対象に、ジーエン(Z/Yen)社が審査を行い、国際金融競争力を評価する指数を発表する。2007年から毎年3月と9月に2回行われている。審査は人的資源、企業環境、金融産業発展、基盤施設、都市評判などの5つの項目で行われる。
今回の報告書では、パリ(14位)、北京(15位)、東京(19位)よりソウルの指数が高かった。1位はニューヨーク。2位はロンドン、3位はシンガポール、4位は香港だった。
ソウルは企業環境(13位)、人的資源(7位)、インフラ(10位)、金融産業発展(13位)、都市評判(12位)の5つの項目全てにおいて15位以内に入った。
「フィンテック順位」も昨年9月より1ランク上がり10位を記録した。デジタル金融都市であるソウルの競争力を証明した。フィンテックはモバイル、ビッグデータ、SNSなど先端情報技術を基盤にする金融サービスや産業の変化を指す。
ソウルは「将来の浮上可能性」で昨年に続き1位を占めた。持続的に成長している点と発展への潜在力を備えている点が認められたと言える。
ソウル市のイ・ヘウ経済政策室長は「今回、GFCIのランキングが上がったのは、ソウルのグローバル金融都市としての魅力と競争力が十分に反映されたもの」とし「ソウル市は、今後もさらに多くの海外企業や資本、人材などが集まるグローバル金融ハブ都市としての地位を固めていく」と話した。
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