韓国がIMDの世界競争力ランキングで67カ国のうち20位を占め、歴代最高順位を記録した。写真は、輸出入コンテナの積み下ろしで慌ただしい釜山港の様子=2023年3月1日、釜山、聯合ニュース
[ホン・アンジ]
韓国が企業効率性やインフラなどで国家競争力が上がり、IMDの世界競争力ランキングで歴代最高順位である20位を記録した。
17日、企画財政部によると、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した「2024年IMD世界競争力年鑑」で、韓国は67カ国のうち20位にランクインした。韓国の昨年の順位は28位だった。
IMDの世界競争力ランキングは、各国の政府の統計や企業家を対象に行ったアンケート調査などをまとめ、経済成果・政府効率性・企業効率性・インフラなど4つの分野(計336の細部項目)で国家競争力を評価する。
韓国は、1人当たりの所得が3万ドル以上で人口が5000万人以上の国の中で、米国に次いで2位を占めた。ドイツは24位、フランスは31位、日本は38位、イタリアは42位だった。
今回の調査で1位は、昨年4位だったシンガポールだった。2位から5位は、スイス、デンマーク、アイルランド、香港の順だった。
分野別に見ると、韓国は企業効率性が33位から23位、インフラが16位から11位へと大幅に上昇した。しかし、経済成果は14位から16位に、政府効率性は38位から39位に下落した。
企業効率性部門では、生産性や効率性、労働市場、金融、経営慣行、行動価値などのすべての項目で昨年より順位が上昇した。これまで順位が相対的に低かった企業家を対象に行ったアンケート結果が大幅に上昇した影響だと分析される。
政府は評価の結果を参考に、「民間が牽引し、政府が後押しするという躍動的経済」という政策基調で、企業の効率性を改善するために、積極的に後押しする予定だ。
政府は、財政の持続的な確保や税制の合理化、機会の均等など、効率性の上昇に力を入れる。サービス産業の競争力強化、収益性の改善、インフラの構築など、総合的な国家競争力の強化に向けてさらに拍車をかける予定だ。
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