経済

2025.04.15

「2025年3月ICT輸出入動向」によると、先月のICT分野における輸出額は計205億8000万ドルだったことがわかった=麗水光陽港湾公社

「2025年3月ICT輸出入動向」によると、先月のICT分野における輸出額は計205億8000万ドルだったことがわかった=麗水光陽港湾公社


[テレシア・マーガレット]

半導体やディスプレーの輸出が増加した影響で、3月、韓国の情報通信産業(ICT)輸出額が205億8000万ドルを記録した。

産業通商資源部と科学技術情報通信部は、15日に「2025年3月ICT輸出入動向」を発表した。先月、ICT分野における輸出額は、前年同月対比9.4%増の205億8000万ドルだった。輸入は122億1000万ドルと集計され、貿易収支は83億7000万ドルの黒字を記録した。

3月には、ICTにおける輸出額が2月対比24.0%増を記録し、貿易収支が48.2%拡大した。産業部は、半導体などの主要品目における輸出が、8カ月ぶりに上昇した点に注目し、ICT輸出が回復の兆しを見せたと分析した。

半導体は11.8%、ディスプレイが1.3%、携帯電話が14.5%、コンピュータ・周辺機器は28.1%増加した。

半導体における輸出が増加した主な理由は、HBMやDDR5などの高付加価値メモリー製品の需要が拡大したためであると分析された。ディスプレーは、スマートフォンの新製品の発売や米国との相互関税憂慮に伴う企業による先制的在庫確保の需要が相まって、8カ月ぶりに輸出が増加傾向に転じた。

米国では19.4%、ベトナムでは14.6%、日本では3.3%輸出が増加した。中国は12.2%(香港含む)、欧州連合では2.8%減少した。

margareth@korea.kr