経済

2025.04.18

モバイルAPEC企業家行カード=法務省

モバイルAPEC企業家行カード=法務省


[キル・ギュヨン]

「モバイルAPECビジネストラベルカード」が発給される。このカードを持つアジア太平洋経済協力体(APEC)の企業家たちは、韓国などを含む会員国19カ国にビザなしで入国できるようになる。

法務部と韓国貿易協会は、今月21日からAPECビジネストラベルカードをモバイル発行すると18日、発表した。

ビジネストラベルカードは、APEC加盟国の企業家たちの人的交流を促すために1997年に導入された。APEC加盟21カ国のうち、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランド、香港、フィリピン、台湾、タイ、マレーシア、ブルネイ、ペルー、チリ、中国、インドネシア、パプアニューギニア、シンガポール、ベトナム、メキシコ、ロシアなどの19カ国にビザなし入国ができる。空港内のファストトラックも利用できるが、米国とカナダに入国する際にはファストトラックの利用のみ可能である。

ビジネストラベルカードの発給対象となるのは、年間輸出または輸入実績が10万ドル以上の企業の役職員、海外直接投資額が10万ドル以上の企業の役職員、海外建設受注実績のある企業の役職員、全国経済人連合会の役職員など。

モバイルカードの発給後、スマートフォンにアプリをダウンロードするだけ。有効期限は5年。

法務部は「カード型は発給に約6カ月かかるが、モバイルカードは2カ月しかかからない。利用者の利便性向上へ寄与すると期待される」と説明した。

詳細は、韓国貿易協会のホームページ(http://abtc.kita.net)で確認できる。

gilkyuyoung@korea.kr