写真は、ソウル汝矣島の全景=ソウル市
[シャルル・オデゥアン]
昨年、韓国の純資産(国富)が5.3%増加し、2京4000兆ウォンを上回った。
1人当たりの平均家計純資産も3%ほど値上がりし、2億5000万ウォンを上回るものと試算された。
住宅価格の上昇と海外証券市場の好調により、非金融・金融資産などが全て増加した。
韓国銀行と統計庁が17日に発表した「2024年国民貸借対照表」によると、韓国の経済主体が保有した全体資産規模は、前年比1217兆ウォンの2京4105兆ウォン。国内総生産(GDP)の9.4倍だ。
「国民貸借対照表」とは、国民経済全体と個別経済主体が保有した資産と負債を示す「国民経済の財務諸表」である。
1人当たりの家計純資産は、前年比3.3%増の2億5251万ウォンと推定された。家計や非営利団体全体の純資産(1京3068兆ウォン)を推計人口(約5175万人)で割った数値だ。
市場為替レート(2024年中1363ウォン/ドル)で換算した1人当たりの家計純資産は18万5000ドルで、日本(18万ドル)より多かった。しかし、米国(52万1000ドル)、オーストラリア(40万1000ドル)、カナダ(29万5000ドル)、フランス(23万ドル)、英国(20万6000ドル)には及ばなかった。
購買力評価為替レート(2024年中933ウォン/ドル)基準では、韓国(27万1000ドル)が日本(24万8000ドル)と英国(23万3000ドル)を上回った。
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