KOTRAと農林畜産食品部が、「2025サウジK-スマートファーム・ロードショー」を開催した=10月、サウジアラビア、KOTRA
[ユ・ヨンギョン]
水や資源の確保が難しい砂漠地帯のサウジアラビアで、韓国のスマートファーム技術が農業革新の鍵として注目されている。
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)と農林畜産食品部は、「スマートファーム輸出活性化事業」の一環として、今月19~21日にサウジアラビアの首都リヤドで「2025サウジK-スマートファーム・ロードショー」を開催したと、22日に発表した。
韓国企業9社が参加し、サウジアラビアのバイヤーや国策研究機関と輸出・技術協力の相談を行ったほか、サウジ最大の農業展示会「サウジ農業博覧会(Saudi Agriculture 2025)」にも参加した。
農心(ノンシム)やポミット、アイオクロップス、KSファームなどで構成されるK-スマートファームコンソーシアムは、サウジアラビア環境水資源農業部(MEWA)と協力し、2026年第1四半期までにリヤドに2000㎡規模の「Kースマートファーム実証温室」を整備する。今後5年間、葉菜類や果菜類を栽培し、現地でのスマート農業技術の実証と普及を目指す。
KOTRAのキム・ミョンヒ副社長兼革新成長本部長は、「砂漠環境下でも食料安全保障を強化しようとする中東の投資が拡大している」と述べ、「今回のプロジェクトを通じ、水・エネルギー・気候条件に最適化されたKースマートファームの技術協力を中東全域に広めていく」と語った。
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