文化

2014.05.26

2人のロシア人巨匠ピアニストが韓国にやって来る。ウラジミール・アシュケナージ氏(77)とミハイル・プレトニョフ氏(57)だ。

20世紀後半、一世を風靡したピアニストのアシュケナージ氏の来韓公演は、2011年に息子と共演して以来3年ぶりで、27日に芸術の殿堂で開かれる。今回も息子のボブカ氏と共演する。

러시아의 피아니스트 명장 블라디미르 아쉬케나지. (사진제공: PMG Global)

ロシアの巨匠ピアニスト、アシュケナージ氏(写真提供:PMG Global)


ピアニストの父親とロシア正教会のコーラスマスターの娘である母親から音楽の才能を受け継いだアシュケナージ氏は、6歳でピアノを始め、8歳のときにモスクワでハイドンのピアノ協奏曲でデビューする。

1955年のショパン国際ピアノコンクールで2位に入り、1956年のクイーン・エリザベス国際音楽コンクールや1962年のチャイコフスキー国際コンクールなど主要コンクールを総なめにし、名声を得た。

명성 높은 오케스트라들의 지휘자로도 활약하고 있는 블라디미르 아쉬케나지. (사진제공: PMG Global)

名声高いオーケストラの指揮者としても活躍するアシュケナージ氏(写真提供:PMG Global)


1975年からは指揮者としても活躍し、ベルリン放送交響楽団やチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団など名声高いオーケストラの首席指揮者を務めてきた。

한국 무대에 서는 러시아 피아니스트 블라디미르 아쉬케나지(왼쪽)과 그의 아들 보브카 아쉬케나지.

韓国の舞台に立つロシア人ピアニストのアシュケナージ氏(左)と息子のボブカ氏(写真提供:PMG Global)

今回の来韓公演は、前半部ではシューベルトの「ハンガリー風ディヴェルティメント」とブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」でドイツ音楽の神髄を聞かせ、後半部ではストラビンスキーの「春の祭典」や息子のボブカが自ら編曲したボロディンのオペラ「イーゴリ公」の中から「ポロヴェッツ人の踊り」など故国ロシア人作曲家らの作品を演奏する。

また、指揮者のクム・ナンセ氏が出演して分かりやすく楽しい解説を加え、演奏される作品への理解を助ける予定だ。

ソウル公演に続き、30日は忠清南道錦山郡の錦山多樂苑で、31日は大邱市の寿城アートピアで公演が開かれる。

また、もう一人のロシア人の巨匠ピアニスト、ミハイル・プレトニョフ氏も9年ぶりに韓国のファンの前に姿を見せる。彼は6年間、封印してきたピアノ演奏を昨年再開した。

指揮者であり作曲家でもあるプレトニョフ氏は、指揮者としての活動に専念するために、数年間ピアニストとしてはステージに上がらなかった。

피아노 연주를 하고 있는 미하일 플레트네프. (사진제공: 마스트미디어)

ピアノを演奏するプレトニョフ氏(写真提供:マスト・メディア)


彼は1978年のチャイコフスキー国際ピアノコンクールで21歳で優勝して以来、世界的な名声を積んできた。1990年にロシア最初の民間オーケストラ「ロシア・ナショナル管弦楽団」を結成し、世界的レベルにまで引き上げ、24年間ずっと同オーケストラを率いてきた。

2005年にショパンとベートーベンの曲で来韓独奏会を開いたプレトニョフ氏が、再び韓国の観客に‘ピアニスト’としての面貌を披露する。

‘러시안 내셔널 오케스트라’를 결성해 24년간 지휘하고 있는 러시아 피아니스트 미하일 플레트네프. (사진제공: 마스트미디어)

「ロシア・ナショナル管弦楽団」を結成して以来24年間、指揮者を務めてきたロシア人ピアニストのプレトニョフ氏(写真提供:マスト・メディア)


6月1日に芸術の殿堂で開かれる来韓公演で、プレトニョフ氏はバッハの英国全集第3番、シューベルトのピアノソナタ第4番と第13番、スクリャービンの「24の前奏曲」をピアノで演奏する予定だ。

コリアネット ソン・ジエ記者
jiae5853@korea.kr