新しい曲を公開すると、たちまち韓国の主な音楽チャートで首位となる。
多くの名曲を歌った韓国のスーパースターや沢山のファンを持つアイドルグループの話ではない。
韓国の地上波放送局SBSのオーディション番組「K-POP スター4」に出演しているイ・ジナさんの話だ。
11月23日に放送された「K-POP スター」で、自作曲「時間よゆっくり」を歌う前に、審査員たちと話しているイ・ジナさん
1回目の放送で、自らが作曲した「時間よゆっくり」を披露し、審査員のパク・チニョンさん、ユ・ヒヨルさん、ヤン・ヒョンソクさんから絶賛を受け、主な音楽チャートの首位にランクされたイ・ジナさんは、14日に公開された2つ目の自作曲「思いのままに」で9の主な音楽チャートで再び1位となった。
11月23日に初めて登場したイ・ジナさんは、歌を歌う前までは、それほど注目されなかった。平凡な外見に、緊張を隠せない彼女に関心を持つ審査員や観客はいなかった。しかし、彼女の独特なボイスカラーは、審査員の関心を引くに足るものだった。自らを「シンガーソングライター」と紹介する彼女の曲は、前奏を聞くだけで、その感性が十分に伝わった。
ユ・ヒヨルさんが「漠然と待ち望んでいた女性歌手だ」と評価したように、他とは違う彼女の曲は、彼女ならではの独特なボイスカラーに包まれ、視聴者の心を動かした。実を言うと、彼女はアマチュアではない。去年10月に初めてのアルバム「見えないもの」をリリースしているが、50枚あまりしか売れないほど知られていない。彼女は、自分の声と曲への専門家からの評価や、大衆の反応が知りたくて、この番組に出演したと語っている。
イ・ジナさんが「K-POP スター」で自身の作った2つ目の曲「思いのままに」を歌っている
自作曲の「時間よゆっくり」が大きな人気を集めたため、プレッシャーを感じながら次のステージに立った彼女の2つ目の曲「思いのままに」は、彼女がたまたま人気を集めたのではないということを改めて示した。重みのある前奏だけで、一音一音聞き入らせるこの曲は、胸の奥まで染みる感性を最後までつないでいく。
「K-POP スター」のオーディションに参加しているイ・ジナさんの自作曲は、審査員たちが評価の域を超えていると絶賛するほど、その音楽性を認められている。写真は、イ・ジナさんの2つ目の曲「思いのままに」を聞いた後、感動のあまり言葉を失ってしまったパク・チニョンさん
パク・チニョンさんは、「僕は音楽をやめます」と多少過激な表現で、彼女の曲への感想を述べ、ユ・ヒヨルさんは、「僕の作った200~300曲のなかに、イ・ジナさんの曲よりましな曲は一つもない」として称賛した。多くのヒット曲を作り出した作曲家でもあるパク・チニョンさんやユ・ヒヨルさんは、イ・ジナさんの自作曲「思いのままに」について評価の域を超えていると絶賛して、その音楽性を認めた。ヤン・ヒョンソクさんは、「こういうのがまさに音楽の力だ」と述べて自分の感動を伝えた。
イ・ジナさんの2つ目の曲は、公開されてわずか2時間で、韓国の主な音楽チャートの1位に浮上、番組の動画は、最短時間で再生回数が100万回を突破した。
コリアネット ユン・ソジョン記者
hanjeon@korea.kr
写真提供: SBS
イ・ジナ「時間よゆっくり」
http://tvcast.naver.com/v/239501
イ・ジナ「思いのままに」
http://tvcast.naver.com/v/252394/list/24222