韓国人の音楽好きは有名だ。
全国の所々に音楽を鑑賞できる小劇場がある。
歌手も観客も互いの顔がはっきり見える100席足らずの狭い空間で公演が行われる。
公演は、歌を鑑賞するだけではない。
1~2曲歌ってはMCが入り、歌手と観客の交流が行われる。
18日にソウル新村の小劇場「疎通ホール」で開かれたフォークシンガー、パク・カンスさんのコンサートの様子
慌ただしい日々を送る人々の哀歓や愛など人生を語り合い、互いに癒し合う。いつの間にか会場は熱気に包まれる。
約2時間に及ぶ公演が終わると、観客の顔には笑みがこぼれる。
公演が終わっても観客はすぐ帰ろうとしない。歌手にサインをもらおうという列ができる。もちろん、写真撮影もだ。
今や世界の至るところでブームが巻き起こっているKポップは、町の小さな舞台から始まったといっても過言ではない。舞台の規模が大きかろうと小さかろうと、そこに立つアーティストへの愛情が情熱を生み、大衆芸術が存在し続ける原動力となっているのだ。
記事:コリアネット ウィ・テックァン記者
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