「ハロー、ミスターK!」の初公演が開かれた15日、打楽演戯グループ「広開土サムル」とBボーイチーム「マルバダクBボーイクルー」が合同公演を披露している
「アリラン、アリラン、アラリヨ」
年齢も性別も国籍も違う韓国在住留学生約1,600人が、地域によって多少の違いはあるが韓国を代表する歌の一つである「アリラン」を全員で歌った。
韓国在住外国人を対象にした韓国文化紹介プロジェクト「ハロー、ミスターK!(Hello、Mr.K!)」の初公演が開かれた15日、ヨンセ(延世)大学の大講堂に詰め掛けた外国人留学生たちは、演戯遊びや「アリラン」、Kポップコンサートなど韓国の伝統と現代を網羅した様々な公演を楽しんだ。
「ハロー、ミスターK!」の初公演が開かれた15日、外国人留学生たちが公演を楽しんでいる
この日は、LEDダンス・パフォーマンス・グループ「センドンガム・クルー」、ミュージカルチーム「ザ・ミューズ」、アイドルグループNソニック(N-Sonic)、キム・ヨンウさん、打楽演戯グループ「広開土サムル」と「マルバダクBボーイクルー」が、舞台でパフォーマンスを披露した。特に、パンソリ歌手のキム・ヨンウソさんは、韓国の各地域の「アリラン」の特徴について簡潔にわかりやすく説明した。まだ韓国語が十分に身についていない学生も多かったが、全員で「アリラン」を歌った学生たちは、「アリラン」を知れば韓国の文化と魂を知ることができるという司会者の説明にうなづいていた。
15日に延世大学の大講堂で開かれた「ハロー、ミスターK!」の公演。打楽演戯グループ「広開土サムル」の獅子舞が客席の通路に入ってくると、観客が一斉に写真を撮っている
同公演を主催した海外文化広報院のパク・ヨングク院長は「韓国在住外国人たちは、韓国文化に触れ、理解する機会がそれほど多くない。今回のイベントは、韓国の多様な文化を外国人が間近で容易に理解できる機会で、韓国のイメージアップにつながるのではと期待している」と述べた。
「ハロー、ミスターK!」は、29日にピョンテク(平澤)米軍部隊で、7月4日にクァンジュ(光州)ユニバシアード大会選手村で、8月10日にイクサン(益山)芸術の伝統で、それぞれ予定されている。
記事・写真:チョン・ハン記者
hanjeon@korea.kr
15日に開かれた韓国在住外国人のための公演「ハロー、ミスターK!」の初公演。LEDパフォーマンスグループ「センドンガム・クルー」が漆黒のような薄暗い舞台で一糸乱れぬシンクロダンスを披露すると、客席から驚きの声があがった
15日に開かれた「ハロー、ミスターK!」で、アイドルグループ「Nソニック(N-Sonic)」が観客に挨拶している
15日に開かれた「ハロー、ミスターK!」で、「広開土サムル」のメンバーに連れられて舞台に上がった外国人留学生たちが皿回しに挑戦している
15日、伝統から現代まで、歌からダンスまで、多様な韓国文化公演を鑑賞した外国人留学生たちが延世大学の大講堂を後にしている。次回の「ハロー、ミスターK!」は29日に平澤米軍部隊で開かれる