「2015~2016韓仏相互交流の年」を記念し、最もフランスらしいクラシックのバロック音楽が韓国を訪ねた。
フランスバロック音楽の巨匠、マルク・ミンコフスキ(Marc Minkowski)が率いる古楽器オーケストラ「ルーヴル宮音楽隊(Les Musiciens du Louvre)」が3月5日と6日の両日にかけて芸術の殿堂で公演を披露し、8日には「大田芸術の殿堂」の舞台に立つ。

フランスの指揮者マルク・ミンコフスキは、バロック音楽から20世紀音楽に至る幅広いレパートリーを持つ音楽家として多くのクラシックファンに愛されている
フランスのバロック音楽界を代表するミンコフスキは、この度の来韓公演でバロック時代のフランス音楽に大きな足跡を残したラモー(Jean Philippe Rameau, 1683~1764)の『空想のシンフォニー(Une Symphonie Imaginaire)』とグルック(Christoph Willibald Gluck, 1714~1787)の『ドム・ジュアンあるいは石像の宴(Don Juan ou le Festin de Pierre)』を6日と8日に披露する。
ミンコフスキと「ルーヴル宮音楽隊」は、来韓公演初日の5日にはロマン派音楽を代表するメンデルスゾーン(Felix Mendelssohn, 1809~1847)の交響曲第3番「スコットランド」(Symphony No.3, Scottish)とシューベルト(Franz Schubert, 1797~1828)の交響曲第8番「ザ・グレート(Symphony No.8, The Great)」を奏でる。

この度の来韓公演でマルク・ミンコフスキと「ルーヴル宮音楽隊」は、フランスのバロック音楽を代表するラモーの音楽とともにロマン派音楽の象徴、シューベルトとメンデルスゾーンの交響曲を奏でる
バロック、古典派、そしてロマン派のレパートリーを新しく解釈、躍動感のある音楽で評判の高いミンコフスキと「ルーヴル宮音楽隊」は、19世紀と20世紀の音楽までカバーする。とくにミンコフスキは、比較的(名の)知られていなかったフランスのバロック作曲家、ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste Lully, 1632~1687)、マラン・マレ(Marin Marais, 1656~1728)、そしてラモーに再注目して好評を得た。
マルク・ミンコフスキと「ルーヴル宮音楽隊」のホームページではこの来韓公演で披露するプログラムの一部が鑑賞できる。
ラモー:
http://www.mdlg.net/La-Saison/symphonie-imaginaire/
シューベルト:
http://www.mdlg.net/La-Saison/mendelssohn-schubert/
公演日程の詳細は以下のリンクで確認できる。
http://www.sac.or.kr/program/schedule/view.jsp?seq=24883&s_date=20160305
コリアネット イ・ハナ記者
写真:ハンファクラシック
hlee10@korea.kr

3月5~6日、8日の3回にかけての来韓公演を予定しているマルク・ミンコフスキと彼が率いる古楽器オーケストラ「ルーヴル宮音楽隊」公演のオフィシャル・ポスター