文化体育観光部の金鐘徳(キム・ジョンドク)長官がイギリスBBCラジオのドキュメンタリーで「歌を歌う歌手や映画を作る映画監督らが韓流をリードする主役だ」と強調した。
3月23日、29日に1・2部がそれぞれ27分ずつ放送されたドキュメンタリー「韓国:静かなる文化大国(South Korea: The Silent Cultural Superpower)」では、イギリス・オックスフォード大学の歴史学教授であり中国研究センター主任を務めるラナ・ミッター(Rana Mitter)氏が直接韓国を訪問し、プロデューサーや音楽家などの韓国のアーティストに会って世界的な韓流ブームの要因を分析した。

イギリスのBBCは、3月23・29日に韓流の人気を分析したラジオ・ドキュメンタリー「韓国:静かなる文化大国」を放送した
金長官は韓国文化の世界的なブームに注目した1部で「K-pop・K-cultureのような韓流の起源を考えると、政府が作ったものではないことがわかる。収益を出して生き残るために努力していた中小企業や映画監督によって生まれたものだ」と評価した。
続いて「韓国政府、そして文化体育観光部では彼らの努力をサポートしているが、仕事をする上で意思決定者として口を出したり特別な役割をしているわけではない。実際に歌を歌う歌手や映画を作る映画監督らが海外で韓流をリードする主役であり、政府は彼らが飛躍できるように土台を作る程度の役割を担っているだけ」と付け加えた。

文化体育観光部の金鐘徳長官はBBCラジオのドキュメンタリー「韓国:静かなる文化大国」で「韓流をリードする主役」としての文化生産者が持つ力を強調した。写真は3月2日、文化創造ベンチャー団地の文化創造アカデミーの第1期クリエーター入学式で学生たちと会話を交わしている金長官
韓流ブームの原因を徹底分析した第2部では「文化生産者らが持つ力」を強調した。
金長官は「K-pop、映画、ドラマはもちろん、小説などの文化全般にわたり、韓国はアジアで最も接しやすく、よく知られた国になった。韓国は個性と多様性がある文化を形成しており、それが韓国を中国や日本など他の東アジア諸国と差別化し、欧米にも韓国が魅力的に映る理由でもある。そのため、韓国政府は長らく『文化に投資する』政策を維持してきた。文化は現代の先進国に政治・経済・社会的な恩恵をもたらしてくれる」と述べた。
ドキュメンタリーは以下のURLから聴取できる。
第1部:
http://www.bbc.co.uk/programmes/p03ms8rv
第2部:
http://www.bbc.co.uk/programmes/p03nqs43
コリアネット ソン・ジエ記者
写真:BBC、文化体育観光部
翻訳:イム・ユジン
jiae5853@korea.kr