
郵政事業本部から発行された「韓国の科学」シリーズの第2弾。蒋英実、許浚、現代の李泰圭が選定された
郵政事業本部は切手シリーズ「韓国の科学」の第2弾として科学技術人の名誉の殿堂入りを果たした人物のうち蒋英実(チャン・ヨンシル)、許浚(ホ・ジュン)、李泰圭(イ・テギュ)を選定した。
蒋英実(1390~1450)は朝鮮時代に科学技術分野の発展を先導した最高の技術者。賤民出身だったが、優れた才能と努力により身分の壁を乗り越え、王室技術者として活躍しながら数多くの発明品を生み出した。自動で時間を知らせる仕組みの精巧な水時計の自撃漏(ジャギョンヌ)、日時計の仰釜日晷(アンブイルグ)、天文観測器具の渾天儀(ホンチョンイ)などを発明し、金属活字製作にも参画した。
許浚(1539~1615)は朝鮮の伝統医学を大きく発展させた医学者。朝鮮と中国の医学をまとめた『東医宝鑑(トンイボガム)』には病の症状と診断、予後、予防方法がわかりやすく整理されており、伝統医学の模範と評価される。
李泰圭(1902~1992)は日本と米国で活躍した理論化学者。京都帝国大学で理学博士号を取得し、朝鮮人としては初めて同大学の教授に任命された。独立後は米国に渡り、リ-アイリング理論(Ree-Eyring Theory)などの論文でその研究が認められた。また、米国のユタ大学と韓国科学技術院で次世代の育成に携わり、韓国科学界の発展に貢献した。
コリアネット ウィ・テックァン記者
写真:郵政事業本部
翻訳:イム・ユジン
切手購入のお問合せ : phila@phila.or.kr