27日、文化交流イベントの「韓国とイラン、文化で一つに」がイランの首都テヘランのミラードタワーで開かれ、韓服を着たイランの少女たちが楽しく写真を撮っている
韓国とイランがまた文化で結ばれた。
今年5月の朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪問をきっかけに開かれたイベントに続き、韓国とイランの文化が1つになるイベントがまたイランの首都テヘランのミラードタワーで開催された。
文化体育観光部のチョン・グァンジュ第1次官を団長とする韓国文化使節団は文化交流イベントの「韓国とイラン、文化で一つに」を9月27日から10月2日まで開催した。
韓国とイランの文化交流イベント「韓国とイラン、文化で一つに」のプログラムとして両国の合同公演「バシーラ・ウィズ・ナッガーリー」の華麗な舞台が1日に披露された
1日・2日の2日間、ミラードタワーのコンサートホールでは韓国伝統舞踊とイラン伝統劇による合同公演「バシーラ・ウィズ・ナッガーリー」が上演された。ペルシアからシルクロードを経て新羅に至った文明の出会い、ペルシア王子と新羅王女の愛、そして国を守護した英雄たちの物語がベースとなっている。この日の公演ではユネスコ無形文化遺産に登録されたイランの伝統劇ナッガーリーの舞台も披露され、両国の文化交流をさらに意義深いものにした。
今回ミラードタワーの展示室では、韓国的な画風と発展像をテーマにした「DNA of Coreanity」展も同時開催され、韓国の近現代美術を代表する作家たちの作品46点が紹介された。
1日に面談した文化体育観光部のチョン・グァンジュ第1次官(左から2番目)とイランの文化イスラム指導相(中央)が記念撮影を行っている
韓国の伝統文化をについて知る様々な体験イベントも用意された。韓国の伝統衣装体験に四君子画の試演、韓国の伝統扇作りや韓方茶のお試し会などが行われたほか、イベント期間中は韓国の観光案内ブースも運営された。
韓国文学翻訳院とイラン・イスラム学術センターは、文学作品の相互出版のための業務協約を締結し、今後両国の優れた文学作品を互いに紹介する文学イベントなどの文化交流をさらに活発に行うことにした。
1日、文化体育観光部のチョン・グァンジュ第1次官はイランの文化イスラム指導相と面談し、両国関係の発展に向けた文化交流の拡大策について話し合った。チョン次官は「文化交流を通じた友好の促進は経済・社会分野にまでつながり、これは多様な分野で韓国とイランが良い関係を結べる土台の役割をするだろう。前回の大統領訪問で合意した『2017年韓・イラン文化交流の年』が大きな転機となるよう努めたい」と述べた。
コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:文化体育観光部、聯合ニュース
翻訳:イ・スミン
arete@korea.kr