文化

2016.10.24

161024_hanbokday_art2.jpg

「韓服の日」を記念し景福宮で開かれた月明かりファッションショーで伝統韓服を着たモデルたちが優雅な出で立ちを披露している=22日



韓服ファッションショーが景福宮(キョンボックン)の夜を五色に彩った。

韓服の日(10月21日)を記念し、「月明かり韓服ファッションショー」が22日に景福宮・興礼門(フンネムン)広場で開かれた。「韓服ルネッサンス―日常に、そして文化に」のテーマで開催された今回のイベントには文化体育観光部の趙允旋(チョ・ユンソン)長官、韓服振興センターのチェ・ジョンチョルセンター長、韓服界関係者やデザイナー、駐韓外交使節、国内外の観覧客など1千人あまりが参加した。

ファッションショーでは韓国伝統色彩の「五方色(オバンセク)」を中心に伝統韓服と現代韓服が披露された。伝統韓服セッションでは韓服のグローバル化をリードするデザイナーのイ・ヨンヒを始め、キム・ヘスン、キム・インジャ、イ・ムンジェなどによる19点の古典的な韓服が披露された。様々な解釈で「21世紀の韓服」を試みるファン・ソンテ、ファン・イスルなど9人のデザイナーが現代人のライフスタイルを反映した現代韓服63点も紹介された。

161024_hanbokday_art5.jpg

レースや華やかなアクセサリーで飾り付け東洋的なシルエットを解釈し直した「21世紀の韓服」がランウェイに上がった=22日


161024_hanbokday_art6.jpg

伝統韓服の魅力をアピールするモデルたち=22日




色とりどりの韓服を着た世界の若者たちによる韓服ダンスが舞台の最後を飾った。ソウル大学に在学中のイラン人留学生エラへ・ナザリさんは「綺麗な韓服を着て友達との良い思い出がつくりたくて舞台に立った。今日着た韓服は着心地良くて気に入った」と話した。ペアルックの韓服を着たエージェイ・ジャインさんとクラティカ・ジャインさん夫妻(インド)は「このイベントのおかげで初めて韓服を着た。由緒ある景福宮でユニークな経験ができて嬉しい」と感想を語った。

161024_hanbokday_art3.jpg

趙允旋長官が景福宮で行われた「2016韓服の日」記念式典で祝辞を述べている=22日



紅色の韓服を着て出席した趙允旋長官は、「『雲が描いた月明かり』『大長今』『ファン・ジニ』『太陽を抱く月』など世界から愛される韓国ドラマには常に優雅で華やかな韓服が登場している。韓服は韓国人の服から世界の服に、過去の服から現在を経て未来の服になる可能性をもつ我々の資産だ。韓服の日を機に、(常日頃から)私たちが韓服を好み愛用することこそ韓服に投影された私たちの素晴らしい文化を保存する道だ」と述べた。

コリアネット イ・ハナ記者
写真:チョン・ハン記者
翻訳:イ・スミン
hlee10@korea.kr

161024_hanbokday_art8.jpg

趙允旋長官が「2016韓服の日」記念式典に先立ち韓服星明り広場の韓服トレンド展示場を見学している=22日



161024_hanbokday_art1.jpg

月明かりファッションショーの後、趙允旋長官(中央)と韓服デザイナー、モデル、来賓客らが舞台に上がり手を降って挨拶している