文化

2017.03.06

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今から120年前、1897年10月12日、朝鮮の第26代王高宗(1852~1919)は朝鮮の国号を「大韓帝國」、即ち「皇帝の国」と宣した。大韓帝國の歴史はわずか13年で幕を下ろしたが、韓国歴史で最初の皇帝国家にして近代国家だった。

このような大韓帝國の皇室歴史を顧みる展示が国立古宮博物館で開かれている。国立古宮博物館は2月28日大韓帝國の宣布120年を記念して「大韓帝國室」を新装して再オープンした。.

国立古宮博物館が2月28日再開館した「大韓帝國室」に展示された「高宗大禮儀軌」。この儀軌には高宗が1897年10月12日圜丘壇で大韓帝國を宣した後、皇帝に卽位する過程が描かれた。

国立古宮博物館が2月28日再オープンした「大韓帝國室」に展示されている「高宗大禮儀軌」。この儀軌には高宗が1897年10月12日圜丘壇で大韓帝國を宣した後、皇帝に卽位する過程が描かれている。



大韓帝國室には高宗が皇帝に即位した過程を描いた記録、「高宗大禮儀軌」をはじめ、高宗の王妃だった明成皇后(1851~1895)を王妃から皇后に追尊した時献じた印である「明成皇后金寶」、大韓帝國の最後の皇太子だった英親王(1897~1970)の礼服、高宗が1897年に製作して使った印である「國璽皇帝之寶」などが展示されている。特に「國璽皇帝之寶」は韓国戦争(1950~1953)の際アメリカに流出した物を2014年バラク・オバマ(Barack Obama)前アメリカ大統領が訪韓した際、返還された物だ。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」に展示された「國璽皇帝之寶」は高宗が1897年製作した印で、韓国戦争の途中アメリカに流出されてが、2014年バラク・オバマ前アメリカ大統領が訪韓した時返してもらった。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」に展示された「國璽皇帝之寶」は高宗が1897年製作した印で、韓国戦争のさなかアメリカに流出したが、2014年にバラク・オバマ前アメリカ大統領が訪韓した際に返還された。



国立古宮博物館の「大韓帝國室」に展示された「明成皇后金寶」は高宗の王妃明成皇后を皇后に追尊した時上げた金色の御寶だ。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」に展示された「明成皇后金寶」は高宗の王妃明成皇后を皇后に追尊した際に献じられた御宝だ。



これと一緒に皇室で使われた英国産の製菓用枠、大韓帝國皇室文樣である李花の模様があしらわれた西洋式の皇室食器、ベット、椅子、シャンデリアなど、西洋式家具も展示され、当時の皇室生活文化も確認できる。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」に再現された大韓帝國時代の宮殿内部の姿。当時使われた西洋式家具を通じて大韓帝國皇室の生活文化を見ることができる。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」に再現された大韓帝國時代の宮殿内部の様子。当時使われた西洋式家具を通じて大韓帝國皇室の生活文化を知ることができる。



国立古宮博物館の「大韓帝國室」には大韓帝國の最後の皇太子, 英親王が幼年期に着た西洋式礼服が展示されている。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」には大韓帝國の最後の皇太子, 英親王が幼年期に着た西洋式礼服が展示されている。



国立古宮博物館のイム·ソヨン学芸研究士は、「(今回の展示を通じて)宮殿の近代式の姿を再現するため、特に皇室の西洋式生活文化の展示を強化した」とし、「今後大韓帝國関連の教育とシンポジウムが行われる予定で、特別解説も定期的にある予定」と述べた。

国立古宮博物館は観覧客のために韓国語と外国語の言語別(英語、日本語、中国語)に定期的な展示案内サービスを提供している。観覧時間は平日午前9時から午後6時(入場は午後5時)、週末は午後7時(入場は午後6時)までだ。観覧料は無料。

キム·ヨンア コリアネット記者
写真 ゾン·ハン コリアネット記者
Kimya124@korea.kr

国立古宮博物館は2月28日大韓帝國の歴史と文化を見られる「大韓帝國室」を再開館した。

国立古宮博物館は2月28日大韓帝國の歴史と文化を見られる「大韓帝國室」を再オープンした。



国立古宮博物館の「大韓帝國室」前には大韓帝國の最後の皇太子純宗(1874~1926)が乗ったアメリカのゼネラルモーターズ(GM)の1918年式キャディラックが展示されている。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」前には大韓帝國の最後の皇太子純宗(1874~1926)が乗ったアメリカのゼネラルモーターズ(GM)の1918年式キャディラックが展示されている。



国立古宮博物館の「大韓帝國室」には大韓帝國皇室が使用した食器と家具で飾った宴会場が再現されたいる。

国立古宮博物館の「大韓帝國室」には大韓帝國皇室で使用された食器と家具で宴会場が再現されている。