文化

2018.04.06

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国立国楽院で披露された地域別の城主クッの音楽=5日、ソウル



[ソウル=ミン・イェジ、キム・ウニョン]
[写真=国立国楽院]

韓国には、一家を守護する神の存在を信じる伝統信仰がある。主としては竈神(かまどがみ)、家神(子孫繁栄を祈る)などがいる。その中で、家族や家門の幸福を祈る城主神(家宅神)が最もよく知られている。

大切な家族を災害から守る神をテーマにした音楽公演が5日、国立国楽院で行われた。

同公演では、地域によって異なる「城主クッ」の音楽が演奏された。

山が多い地形である北韓の地域は、荒い歌声が魅力的。多様な自然に囲まれている京畿(キョンギ)地域は、多彩で精細な歌声が特徴だ。海が多い南地域は、痛恨や悲哀が感じられる恨(ハン)のある歌声が特徴だ。

国立国楽院の金敏卿(キム・ミンギョン)演出家は「韓国の伝統音楽の根であるクッ音楽は、過去庶民たちが巫俗(ムダン)を通じて神に近寄ろうとする時に使われた音楽」とし、「クッ音楽のオリジナルをこの公演で披露した」と話した。

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地域によって異なる「城主クッ」の音楽公演が観客を訪れた。



eykim86@korea.kr