インド映画を鑑賞した後、韓国に滞在中のインド人留学生と記念撮影する金正淑大統領夫人=4日、ソウル、青瓦台
[ソウル=イ・ハナ、キム・ウニョン]
金正淑(キム・ジョンスク)大統領夫人が4日、ソウルの映画館で韓国滞在中のインド人留学生とインド映画を鑑賞した。このイベントは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が8日から11日まで、インドを国賓として訪問することがきっかけとなって行われた。
このイベントには、韓国学・農業・国際関係などを専攻とするインド人留学生15人が参加した。
金大統領夫人は、インド人留学生に「ナマステ(インドやネパールで交わされる挨拶の言葉)」と言った後、インド映画「ダンガル(Dangal)」を鑑賞した。「ダンガル」は、レンスリングでインド国内チャンピオンにまで上がった女性選手の実話を描いた映画。
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インド映画を鑑賞した後、舞台に上がって韓国滞在中のインド人留学生に挨拶する金正淑大統領夫人=4日、ソウル、青瓦台
映画鑑賞後、金大統領夫人は「(映画の)子供が親孝行することを見て、涙が出てきた」とし、「インドの母子関係も韓国と似ていることが分かった。インドの人々がより親しく感じられた」と話した。
また、国賓としてインドを訪問することに対して「経済・人権・自然環境などについて韓国とインドが共に議論する」とした上で、「この時点で、両国がより特別なパートナー関係を結び、投資・交易を活発に行おうとする。教育を通じて両国のより緊密な関係を構築していく土台になってもらいたい」とインド人留学生に呼びかけた。
インド人留学生の中、スラビ・カルカニ(Surabhi Kulkarni)氏は「韓国で生活しながら、他文化と言語を理解し、尊重することになった」とし、「多くの韓国人がインドを訪問し、インドを理解してほしい。韓国とインドがより近づくことを希望する」と話した。
ポーラミ・チャタジー(Poulami Chatterjee)氏は「文大統領のインド訪問がきっかけとなって、韓国とインドの関係が一層発展することを望む」とし、「サンスクリット語を覚えたい韓国人が少なくない。両国間の交流が活発に行われることを望む」と話した。
この日、インドの週刊ニュースマガジン「インディア・トゥデイ(India Today)」と日刊の英字新聞「ザ・タイムズ・オブ・インディア(The Times of India)」などが取材した。
青瓦台の前で記念撮影する韓国滞在中のインド人留学生ら=4日、ソウル、ゾン・ハン撮影
hlee10@korea.kr