文化

2018.08.13

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「高宗がデニーに授けた太極旗」を見る人々=13日、ソウル・国立中央博物館



[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]
[写真=ゾン・ハン]

光復節(8月15日、 日本による植民地支配からの解放記念日)73周年と政府樹立70周年を迎え、独立の意味を考える様々な文化行事が開かれる。

国立中央博物館は光復節を迎え、大韓帝国室で韓国にある太極旗(韓国の国旗)の中で最も古い「高宗がデニーに授けた太極旗」(登録文化財第382号)を13日から19日まで特別公開する。横263cm、縦180cmで、高宗(朝鮮第26代国王、在位期間1863~1907)の外交顧問を務めた米国人のデニー(Owen N. Denny)が1890年に罷免され帰国する際に贈ったものだ。

この他にも、太極旗の初期の形が見られる米国人牧師ウィリアム・アーサー・ノーブル(William Arthur Noble、1866~1945)が持っていた太極旗、1900年パリ万国博覧会で大韓帝国展示館を紹介したフランスの日刊紙「ル・プティ・ジュルナル」(Le Petit Journal)など様々なものが見られる。

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高宗の御眞に映る「高宗がデニーに授けた太極旗」=13日、ソウル・国立中央博物館



国家報勲処は18日まで「海外在住の独立有功者子孫招待行事」を開催する。米国や中国など6カ国43人の独立有功者の子孫らが13日、国立ソウル顕忠院での参拝をはじめ、西大門刑務所歴史館や独立記念館観覧、非武装地帯(DMZ)訪問など、独立運動の足跡や分断と和合の歴史が分かる様々な行事に参加する。

大韓民国歴史博物館では、15日午後に歴史コンサートが開かれる。同コンサートでは、民族問題研究所が発掘した「独立軍歌」と「獄中歌」、独立運動家で音楽家でもある鄭律成(チョン・ユルソン)が作曲した「延安頌」が演奏される。博物館企画展示室では、特別展示会「彼らが夢見た国」が見られる。政府樹立70周年を迎え、光復から政府樹立まで3年の歴史を振り返る展示会。12月2日まで。

ソウル西大門刑務所歴史観では14日から15日まで「2018西大門独立民主祭り」が行われる。山林庁主催の「ムクゲ(韓国の国花)全国お祭り」は15日まで光化門広場で開催される。

xuaiy@korea.kr