文化

2018.10.24

世宗大王は、訓民正音(ハングルの古称)の発布した。写真は、国立ハングル博物館内部の様子

世宗大王は、訓民正音(ハングルの古称)の発布した。写真は、国立ハングル博物館内部の様子



[ミン・イェジ、キム・ウニョン]
[写真=コリアネットDB]

朝鮮王朝第4代王である世宗(セジョン)の即位600周年を記念し、世宗ゆかりの地訪問やミュージカル鑑賞などを盛り込んだ外国人向けの日帰りツアーが28日、実施される。

世宗大王(1397-1450)は、訓民正音(ハングルの古称)の発布や雨水の深さを測定して降雨量を調べる「測雨器(チュグギ)」の発明などの多様な分野で業績を残し、今日にも聖君と称えられる朝鮮の国王。

今回のツアーは、世宗大王というテーマでの観光商品化と外国人観光客の誘致基盤づくりを目的とし、韓国観光公社が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の外国人記者団や海外個人旅行者など約150人が参加する。世宗大王陵は、2009年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された朝鮮王陵40基の一つ。ハングルは1443年に作られ、1446年に公布された。

韓国観光公社のテーマ商品チームのソル・キョンヒ・チーム長は「韓流とともに韓国語を習う外国人が増えている。ハングルと世宗大王をテーマにした観光コンテンツに注目する必要がある」とし、「参加者の意見を聞き、観光コンテンツの開発に繋げていきたい」と述べた。

京畿道の驪州にある世宗の陵「英陵」

京畿道の驪州にある世宗の陵「英陵」



jesimin@korea.kr