ソウルにある教保文庫(光化門支店)の東野圭吾作品コーナー=イ・ギョンミ
[イ・ギョンミ]
ここ10年間、韓国人の好きな外国人小説家は、日本の東野圭吾、村上春樹、フランスのベルナール・ウェルベル、ギョーム・ミュッソの順であることが分かった。
韓国最大手書店である教保(キョボ)文庫が、2009年から10年間の小説累計販売量を集計したところ、東野圭吾の小説が約127万部売れ、1位となった。
東野圭吾の小説のうち、最も人気のある小説は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で、約36万部販売された。この小説は、今も書店の小説部門ベストセラー10位内にランクインしている。他にも、「容疑者Xの献身」や「仮面山荘殺人事件」などが人気を集めた。
東野圭吾の人気について、教保文庫のブランド管理チームの金賢貞(キム・ヒョンジョン)さんは、「想像力を発揮して書いた作品だけでなく、推理小説を始めとする様々なジャンルの小説を書く作家で、読者を満足させる」とし、「これまでの人気を土台に、1カ月で1回のペースで新作を発表する。これもいつも話題になる」と分析した。
同じ調査で、2015年に1位だった村上春樹は2位、2016年に1位となったフランスの小説家ベルナール・ウェルベルが3位を記録した。
他にも、ギヨーム・ミュッソ、ダグラス・ケネディ、J・K・ローリングなど計12人の外国人小説家が20位以内に入った。
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