ＢＴＳの単独ライブが開かれたウェンブリー・スタジアム＝ビッグヒットエンターテイメント
[キム・ウニョン]
韓国の男性７人組ヒップホップグループ「防弾少年団（ＢＴＳ）」が、ポップの聖地と呼ばれるウェンブリー・スタジアムで１日と２日（現地時間）の両日、単独ライブを成功裏に終えた。同会場でアジア出身のアーティスが単独ライブを行ったのは、ＢＴＳが初めて。
英国のロンドンにあるウェンブリー・スタジアムは、１９４８年開催のロンドンオリンピックのメインスタジアムとして使用された。ザ･ビートルズやマイケル・ジャクソン、メタリカ、マドンナ、ビヨンセなどの世界的人気を誇るアーティストだけがこのステージに立ってきた。映画「ボヘミアン・ラプソディ」のハイライトである、クイーンの「ライブエイド」が開かれた会場としても知られている。
ＢＴＳは、約２時間４０分で２４曲を披露。両日間、１２万人を動員した。
ＢＴＳシンドロームとウェンブリー・スタジアムで開かれた単独ライブを報じた米ＣＮＮと英ＢＢＣ
外国メディアもＢＴＳシンドロームとウェンブリー・スタジアムで開かれた単独ライブに注目した。
英ＢＢＣは２日、ＢＴＳについて「ウェンブリー・スタジアムで単独ライブを行った初のＫポップ・グループ」と紹介し、「新たな歴史を残した」と評した。また、「歓声を誘う必要がないほど、観客は盛り上がっていた」と公演の雰囲気を伝えた。
ＢＴＳのファンダム「ＡＲＭＹ（アーミー）」については、「とても献身的で、その規模は増え続けている」と報じた。
米ＣＮＮは３日、「どうやってＢＴＳが世界でトップになったのか」という題の特集記事を掲載した。
ＣＮＮは、ＢＴＳシンドロームについて「１年も経たないうちにビルボード２００に３つのアルバムが１位にランクインされた」とし、「シンドロームの対象がザ･ビートルズからＢＴＳに続いている。だが、ザ･ビートルズより偉大な点は、非英語圏であるＢＴＳが言葉の壁を超えたということだ」と評した。
ウェンブリー単独ライブを成功裏に終えた韓国の男性７人組ヒップホップグループ「防弾少年団（ＢＴＳ）」。左からヴィ、シュガ、ジン、ジョングク、アールエム、ジミン、ジェイホープ＝ビッグヒットエンターテイメント
ＢＴＳは７日と８日にフランスのパリで、７月６日と７日に日本でツアーを行う。
eykim86@korea.kr
