文化

2020.02.04

2月4日は春が始まる立春=コリアネットDB

2月4日は春が始まる立春=コリアネットDB



[ソ・エヨン、イ・ギョンミ]

2月4日は、春の始まりを意味する節季「立春」。
太陽が移動する天球上の道を黄道といい、黄道を24節分したものが二十四節季。立春は、この二十四節季のうち、第1番目のものである。

立春は、新年の初の節季であるため、一年の福を祈り、農業に関する行事が多く行われる。
まず、福を祈る行事として「立春祝」が挙げられる。「立春大吉」と書いた紙を家の門や柱に貼るが、「立春大吉」の文字は左右対称で縁起がよく、一年間災難にあわないといわれる。

立春になると、済州島(チェジュド)では、神様に祭祀を捧げる儀式を行い、北朝鮮の咸鏡道(ハムギョンド)では、木で作られた牛をつれて町の所々を歩き回る。このように、各地で一年の安寧や豊作を祈る様々な行事を行った。また、農家では立春の天候を見て、1年間の天候を予測した。

Beginning of Spring_2

立春に、「立春大吉」と書いた紙を貼る人々=聯合ニュース



立春に食べると良いとされる食べ物もある。
昔、王様は5つの刺激的なナムルで作った「五辛盤」を食べ、一般の人々は初物のナムルで作った「細生菜」を食べて春が来るのを感じた。

五辛盤は、ネギ・ニンニク・ニラ・セリなど、地域によって違うナムルから構成され、辛いのが特徴。血液循環を良くし、免疫力アップに効果的である。

立春が過ぎ、雪が溶ける「雨水」になると、春風が吹きはじめ、新芽が芽吹き、本格的な春が来る。

xuaiy@korea.kr