ピッコマのホームページのキャプチャー
[イ・ギョンミ]
K-ウェブ漫画が世界市場で躍進している。
韓国ウェブ漫画業界で先頭を走っている「カカオ」と「ネイバー」が、世界ウェブ市場でもよい成績をあげている。
キャラクターとストーリーの多様性を武器にするK-ウェブ漫画は、韓国の音楽・映画・ドラマに続き、世界に通じる韓流コンテンツとしての可能性を見せている。
韓国インターネットサービス大手「カカオ」の漫画配信アプリケーション「ピッコマ」は、日本で7月の月間売上1位を達成した。
カカオジャパンによると、ピッコマは、アプリ配信ストアの「グーグルプレイ」と「アップルストア」で、ゲーム部門を除いたすべてのアプリのうち、7月の日本の売り上げランキング首位となった。
両ストアの世界の売り上げランキングでは12位だった。
2019年の日本の漫画市場は、4980億円規模で、世界でも最も大きい。去年は、電子漫画の市場占有率が、ついに紙の市場を逆転した。
カカオは、ピッコマが日本のファンを魅了した要因として韓国型ウェブ漫画を挙げた。韓流の拡散などの影響で、ピッコマの売り上げの中で、韓国ウェブ漫画が占める割合は、4割を超えた。
カカオジャパンの金在龍(キム・ジェヨン)代表取締役社長は「日本の漫画市場全体を考えると、これからが本格的な成長の始まりだとみている」とし、「ウェブ漫画の競争力をさらに高め、世界の漫画市場の成長をけん引したい」と話している。
ピッコマより先に、日本漫画市場に参入したネイバーの「LINEマンガ」も人気を博している。
「ネイバーウェブトゥーン」は2日、有料コンテンツの1日当たりの取引額が、30億ウォンを超えたと発表した。これは業界初のこと。7月には、月あたりのアクティブユーザー数(MAU)が6500万人となり、2カ月で100万人ものユーザーが増えた。今年の第2四半期の世界における取引額は、前年同期比57%成長した。
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