[ソウル=ソ・エヨン、キム・ウニョン]
[写真=キム・シュンジュ]
韓国では陰暦の1月1日を「旧正月(ソルナル)」としている。今年は2月12日である。この日になると、うるち米で作った「餅(トッ)」と野菜などを煮たスープ「トックッ」を作り、皆で食べる。お祝いの席や重要な行事に登場する「餅」は、種類も豊富である。
餅博物館の尹淑子館長は、「韓国では皆で餅を作り、分けて食べる習慣がある」とし、「餅は、共同体意識の媒体として考えられている」と述べた。
韓国では、餅を分け合うことで「喜び」と「感謝」の気持ちを表現する。ソウルで人気のお餅屋さんと看板商品を紹介する。
方背洞グルムトッチッ(ソウル市瑞草区)の看板商品「雲の餅」。餅の断面が雲の形をしていて「雲の餅」と呼ばれている。もち米粉に栗、なつめなどを入れて蒸し、紅い小豆ごまや黒ごまなどをつける。四角の枠に入れて形を作る。様々な具材が入っているため、食感がよい。
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