司会を務めるキム・ヘス(左)さんとユ・ヨンソクさん
女優のキム・ヘスさんと俳優のユ・ヨンソクさんは、2018年から共同で青龍映画賞授賞式の司会を務めている。キムさんは挨拶の言葉で、「新型コロナウイルスの影響で、予定より約2週間遅れで行われることになったが、その分、さらに意味のある時間にしたい」と話した。
レッドカーペットを歩く(左から)イ・ジョンジェさん、パク・ヘスさん、キム・ヒエさん、イ・レさん、チョン・ウソンさん
授賞式の本番前に行われたレッドカーペットイベント。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、報道陣が詰めかける取材はなしで行われた。
第41回青龍映画賞の開始を知らせるソン・ジュンギさん
ネットフリックスで公開された韓国SF映画「スペース・スウィーパーズ」のソン・ジュンギさんは、授賞式の開始を知らせる挨拶の言葉で、新型コロナウイルスによって韓国映画界が受けた打撃に言及した。ソンさんは、「日常生活で疲れた心を癒してくれた映画。映画も気楽に楽しめない現実に心が痛む」とし、「未曾有の危機の中でも、韓国映画は絶え間なく成長してきた。これからも引き続き成長していく」と応援のメッセージを送った。
主演男優賞を受賞したユ・アインさん(左)、主演女優賞の受賞者ラ・ミランさん
誘拐された11歳の少女を預かることになった男2人が、予想もしなかった出来事に巻き込まれる物語を描いた映画「音もなく」。ユ・アインさんはこの映画で、言葉を発しないキャラクターを演じた。セリフなしで表情や仕草だけでも感情が伝わる素晴らしい演技を披露し、第41回青龍映画賞で主演男優賞を受賞した。ユさんは「(私は)いつでも、どこでも(俳優として)使われる準備ができているので、自由に(私のことを俳優として)使ってほしい」と面白いコメントを残した。
女優主演賞は、映画「正直な候補」の主人公、ラ・ミランさんが獲得した。「正直な候補」は、毎日のように嘘をつく国会議員がある日、突然、嘘がつけなくなってから繰り広げられるドタバタコメディ。コメディ映画の主人公が主演賞を受賞するのは異例のことで、ラさんは、「私に賞なんて∙∙∙」と喜びを隠せなかった。その上で、「去年は、あまりにも大変な時期だったので、小さな笑いを届けたことに意味を与えてくれたのではないかと思います」と話した。
新型コロナ対策で、マスク姿で写真撮影する青龍映画賞受賞者たち。(左から)チョン・ユミ(人気スター賞)、ユ・テオ(新人男優賞)、ユ・アイン(男優主演賞、人気スター賞)、ラ・ミラン(女優主演賞)、カン・マルグム(新人女優賞)、イ・ソム(女優助演賞)、パク・ジョンミン(男優助演賞)
第41回青龍映画賞の受賞式は、新型コロナウイルスの影響で、例年とは現場の風景や雰囲気が一変。出席者は全員マスクを着用したまま、座席の間隔を開けて座った。また、授賞式の様子はネットで配信された。