八萬大蔵経=文化財庁
[イ・ジヘ、イ・ギョンミ]
現存する大蔵経の中で最も古いものである「八万大蔵経(高麗大蔵経)」が今月19日から毎週末に、一般に公開される。
「八万大蔵経」を収蔵する法宝の寺である海印寺は、19日から八万大蔵経が保存されている内部が見られるプログラムを行うと発表した。毎週、土曜日と日曜日、一日2回(午前10時と午後2時)。
高麗時代の1236年から1251年にかけて完成した八万大蔵経が一般に公開されるのは初めて。これまでは、仏教に関するイベントや法会が行われる時だけ、制限的に公開されてきた。
この世の仏典全てを集めたもので、8万枚を超える版木に掘り込まれていることから「八万大蔵経」と呼ばれる。昔のままの形で現在まで残っており、世界で最も完璧な仏教聖典とされている。
八万大蔵経は13世紀、モンゴルによる侵略が続いていた高麗で、国の民心を一にし、国を守りたいという願いを込めて、仏教の経典を木版に刻んで制作したもの。韓国の国宝第32号に指定されており、1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されている。
予約は、海印寺のホームページ(haeinsa.or.kr)から可能で、締め切りは毎週月曜日の午後12時。 先着順で、予約が完了した人の携帯電話に通知メールが送られる。また、一度に観覧できる人数は10~20人。本人のみ申し込み可能で、小学生未満は参加できない。
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