絵本作家のスージー・リーさん
[カン・ガヒ、キム・ウニョン]
[写真=飛龍沼]
韓国の絵本作家、スージー・リーさんが国際アンデルセン賞の画家賞を受賞した。
国際児童図書評議会(IBBY)が21日(現地時間)、イタリアのボローニャ国際児童図書展で開かれた記者会見で、今年の受賞者を発表した。韓国人がアンデルセン賞を受賞するのは、初めてとなる。
国際アンデルセン賞は、世界的な児童文学の賞で、「小さなノーベル賞」と称されるほどの影響力を持つ。1956年から隔年で開催されており、現在は作者賞と画家賞の2部門で授与する。
日本からは、赤羽末吉(1980)と安野光雅(1984)が画家賞を受賞した。
IBBY韓国支部のKBBYは、リーさんについて「2002年の作品『ふしぎの国のアリス』以来、現実と幻想を探求している。動物と人間の共感をテーマとし、表現領域を拡張している。世界を探検する女の子の成長や自立を作品に取り入れている」と説明している。
リーさんは1974年生まれ。2001年から本格的に絵本作家として活動を行っている。先月には「夏がくる」でボローニャ・ラガッツィ賞のフィクション部門スペシャルメンション(優秀賞)に選ばれた。
「夏がくる」韓国語版表紙
kgh89@korea.kr