文化

2022.04.19

2016年9月3日、釜山私立美術館で開かれた新作除幕式で作品について説明する李禹煥作家=聯合ニュース

2016年9月3日、釜山私立美術館で開かれた新作除幕式で作品について説明する李禹煥作家=聯合ニュース


[チョン・ジュリ、イ・ギョンミ]

韓国現代美術の巨匠、李禹煥(イ・ウファン)の名前を掲げた美術館がフランス南部のアルルにあるベルノンホテルで15日(現地時間)、開館した。彫刻や設置作品が約10点、絵画が約30点展示される。

イ・ウファン財団は展示空間を作るため、16~18世紀の間に建てられたベルノンホテルを購入した。改造は日本の有名建築家である安藤忠雄が手掛けた。昔の住宅を改造したベルノンホテルは、25室の部屋がある3階建てで、大きさは1350平方メートル。

フランスの南部都市アルルは、円形劇場などのローマ帝国時代の遺跡が残っており、フィンセント・ファン・ゴッホの作品「夜のカフェテラス」の舞台として有名である。

同美術館は、釜山(プサン)市立美術館の「李禹煥空間」、日本の香川県にある「李禹煥美術館」に続き、李禹煥美術館としては3番目にオープンする空間となる。

李さんは15日、現地メディアとのインタビューに「多くの人は、美術館を単なる展示を行う空間だと考えているが、私はそうは思わない」とし、「私はここを暮らしの空間にしたかった」と応じた。


抽象美術の巨匠として有名な李さんは、国際的にも認められる、韓国を代表する作家である。存命の作家のうち、作品の価格が最も高い作家のひとりでもある。李さんの作品「東風(East winds)」は、去年8月のソウル・オークションで31億ウォン(約3億2171万円)で落札された。韓国の存命の作家では初めてオークション落札額が30億ウォンを超えた。

1936年、慶尚南道(キョンサンナムド)・咸安(ハムアン)生まれの李さんは、ソウル大学を中退した後、渡日し、日本大学・文学部哲学科を卒業した。1971年、パリビエンナーレで初展示を果たして以来、パリで活動してきた。2017年には、フランス政府から最高勲章「レジオン・ドヌール勲章」も授与された。今は、パリと東京、ソウルを行き来しながら作品活動を行っている。

etoilejr@korea.kr