文化

2022.06.08

2019年に行われた「釜山コンテンツマーケット」=BEXCOフェイスブック

2019年に行われた「釜山コンテンツマーケット」=BEXCOフェイスブック


[パク・ヘリ、イ・ギョンミ]

放送・映像コンテンツの見本市「釜山(プサン)コンテンツマーケット」が8日から10日まで、釜山の展示会場BEXCOで開催される。

ここ2年間は新型コロナウイルスの感染拡大によってオンライン開催だったが、今年からはオフラインでも同時に開催される。

今年のテーマは「あなたの物語が私たちの物語(Your story is our story)」。国内外の放送局、制作会社、動画配信プラットフォーム(OTT)事業者など、43カ国・地域の400社あまりが参加した。

シンポジウムを含めた様々なイベントも開かれる。

8~9日に行われる投資誘致行事では、コンテンツ専門の投資諮問団26人が事業者連携支援に乗り出す。ウェブトゥーンやゲーム、1人メディア、メタバースやブロックチェーンといった様々なコンテンツへの知的財産権投資などが行われるよう支援する。

放送映像産業の最新トレンドを共有するシンポジウムも開催される。9日、動画配信サービスApple TV+で配信中のドラマシリーズ「パチンコ」の制作チームや出演者が「世界的なプラットフォーム時代、課題」をテーマにして、ドラマ制作過程などを伝える。映画「パラサイト 半地下の家族」の英語字幕の翻訳を担当したダルシー・パケット氏は「OTTの字幕翻訳を巡る誤訳に対する考察」をテーマにスピーチする。

韓国と中国の国交正常化30周年を記念し、「韓国・中国ドラマ交流協力の発展・新たな可能性」をテーマにした討論会も行われる。気候変動への対応策が必要とされる時代における持続可能なコンテンツ、メタバース、NFT(非代替性トークン)など、世界のコンテンツ産業の動向を紹介し、新しいチャンスの作り方について意見を交わす予定だ。

文化体育観光部の黄星雲(ファン・ソンウン)メディア政策局長は「韓流コンテンツに対する世界の信頼と期待が高まっているだけに、『釜山コンテンツマーケット』の開催が成功することを期待する」とし、「今後も優秀な放送映像コンテンツの制作や、世界市場への進出を積極的に支援する」と述べた。

詳細は公式ホームページ(https://www.ibcm.tv)で確認できる。

hrhr@korea.kr