17回目となるロンドン韓国映画祭に出席したチェ・ドンフン監督=4日、英国・ロンドン、同映画祭 Facebook
[ユン・ソジョン]
欧州最大の韓国映画祭「ロンドン韓国映画祭」が3日(現地時間)開催された。ロンドンにある9つの映画館などで韓国映画44編が上映される。マンチェスターでは27日まで、その以外は17日まで続く。
同映画祭は17回目となり、開幕式のチケット(185席)が1日で売り切れるほど現地で好評を得ている。現代芸術研究所(Institute of Contemporary Art)で開幕式が開かれた。
開幕作は、チェ・ドンフン監督の「宇宙+人 第1部」(2022)。神剣をめぐり道士たちが争奪戦を繰り広げるSFアクション・ファンタジーだ。
ヴィクトリア&アルバート博物館では4日、韓流特別展が開かれ、チェ・ドンフン監督の「10人の泥棒たち」(2012)が上映された。監督と観客との対話イベントも開催され、上映チケット(300席)がソールドアウトとなった。
10日からは、是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」(2022)が上映される。同作品は、第75回カンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞と最優秀男優賞の2冠に輝いた。
現地のメディアは、同映画祭に注目し、見どころを紹介した。米フォーブス誌は、韓国の古典作から人気作までを紹介。英BBCはチェ・ドンフン監督と故・カン・スヨン俳優に焦点を当てて報道する予定。
閉幕作は、キム・ハンミン監督の「閑山:龍の出現」(2022)。壬辰倭乱(文禄慶長の役)の際に朝鮮水軍を率いて活躍した李舜臣(イ・スンシン)将軍の戦いのうち、閑山島海戦勝利を描いた。
詳細は、公式ホームページで確認できる。