サムスン美術館 Leeumで開催される展示会「朝鮮の白磁、君子志向」
[チョン・ジュリ]
[写真=サムスン美術館 Leeum]
朝鮮時代の白磁185点が見られる展示会がソウルのサムスン美術館Leeumで開催される。今月28日から5月28日までで、展示会のタイトルは「朝鮮の白磁、君子志向」。
韓国の国宝10点や宝物21点が含まれている今回の展示会には、日本にある白磁34点、2020年に死去したサムスングループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長の遺族が国立中央博物館に寄贈した作品のうち6点も展示される。
「白磁青華梅竹文壺」
この特別展は、全4部で構成されている。第1部では、国家指定文化財31点、国内にある白磁3点、海外にある白磁8点、朝鮮時代の美しい白磁42点が紹介される。特に注目を集める作品は「白磁青華梅竹文 壺」、大阪市立東洋陶磁美術館が所蔵している「白磁壺」である。以前、「白磁壺」は粉々になったことがあるが、数年間の修復を経て以前と変わらない姿によみがえった。
第2部では、白磁にコバルトで青く絵付けをする「青画白磁」がメイン。初めて公開される「白磁青華雲龍文壺」や、鮮やかな色の中国白磁、日本白磁も見ることができる。
「白磁青華雲龍文壺」
第3部では、朝鮮中期に、日本と中国からの侵略により、材料の需給がひっ迫したことから生まれた鉄画白磁と銅画白磁が展示される。第4部は模様のない白磁をテーマとし、地方で作られ、生活の中で使われた白磁などが紹介される。
同美術館のイ・ジュングァン責任研究員は「朝鮮時代最高の白磁から庶民の器まで、様々な種類の白磁が見られる展示」とし、「外見と内面が調和した朝鮮時代の白磁が持っている真の魅力を感じてもらいたい」と説明する。
ホームページで予約する必要がある。(無料)
etoilejr@korea.kr