文化

2023.03.21



[イ・ギョンミ]
[動画=東京ガスYouTubeチャンネル]

「恋をした。30歳年下の人に」
タクシードライバーであり、10代の娘を育てる母親である主人公は最近、5人組の男性K-POPアイドルグループ「ONEUS」にハマっている。運転中は彼らの歌を歌い、家では彼らのダンスをマネする。韓国語を学び、新大久保の韓国カフェでケーキを食べる。

これは韓国人の話ではない。日本現地で放送されているCMの内容だ。

東京ガスが18日に公開した、「母の推し活」というタイトルのテレビCMが話題となっている。21日午前10時の時点で、ツイッターでは540万、YouTubeでは13万以上の再生回数を記録した。

ONEUSの写真やグッズでカラフルになった部屋。娘は「マジか…」と言い、あきれた顔になる。タクシーに乗った韓国人のお客さんには「あの、お手伝いしましょうか。おまかせください」と韓国語で対応する。


そして念願のソウルでのコンサートに当選。応援グッズも一生懸命自作するが、体調を崩してしまい、結局渡韓はあきらめることに。

せっかく当選したコンサートに行けず、「もうおしまいだ」と悲しむ母のために、娘はサムゲタンを作る。そのスープを食べながら、元気づけられる母の姿でCMは終わる。

ネットでは、「初めて見た時、これ私のことだ!と共感して感動した」「このCM、推し活している人なら分かると思う」「推し活の全てを超解像度高く表現してて天才すぎる」など、大きな反響が寄せられている。

「推し活」を楽しむ母親を演じた俳優・安藤玉恵さんは「このところ韓国の文化にまつわる仕事が続いていて、ご縁を感じ、ハングルを勉強し始めたところ」とし、「ハングルの小さい『ゥ』の発音が難しくて、何度も練習した」とコメントした。

東京ガスは「家庭や会社で懸命に働き、家族を支えながら『推し活』をする母親を題材として取り上げた」とし、「好きなものに熱中することを通じて、生活が充実し、暮らしが豊かになっていく様子を描くことで一人ひとりを尊重する東京ガスグループの姿勢をお伝えするCMだ」と説明している。

km137426@korea.kr