文化

2024.03.06

第22回フィレンツェ韓国映画祭のポスター=フィレンツェ韓国映画祭ホームページ

第22回フィレンツェ韓国映画祭のポスター=フィレンツェ韓国映画祭ホームページ


[キム・ソナ]

第22回フィレンツェ韓国映映画祭が21日、開幕する。

同映画祭は2002年からスタートし、20年以上、イタリア現地に韓国映画を発信してきた。

太極旗トスカーナコリア文化協会が主催する同映画祭。今年は長編映画30本、短編映画56本が上映される。

オープニング作品は、オム・テファ監督の「コンクリートユートピア」。巨大地震により廃墟と化したソウルで、唯一、倒壊をまぬがれたマンションに生存者たちが集まることで起こるできごとを描いた。イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨンなどが出演した。

オープニング作品の主演俳優の回顧展が開催される。「コンクリートユートピア」の主演イ・ビョンホンの作品6本が映画祭で上映される。また、イ・ビョンホンはマスタークラスに登壇し、観客と対話する予定だ。

クロージング作品はユ・ジェソン監督の「眠り(原題)」。この作品は昨年、カンヌ国際映画祭の批評家週刊に招かれ、話題となった。

映画「クモの巣(原題)」のキム・ジウン監督と主演の俳優ソン・ガンホが映画祭を訪れ、マスタークラスに登壇する。

今年は、1960年代を代表する5作品が韓国映像資料院の支援を受けて、イタリアで初めて上映される。5作品は、ユ・ヒョンモク監督の「誤発弾」(1961年)、キム・スヨン監督の「霧」(1967年)、キム・ギドク監督の「南と北」(1964年)、イ・マニ監督の「魔の階段」(1964年)、シン・サンオク監督の「離れの客とお母さん」(1961年)。

映画祭の最終日は、韓国ドラマ「イカゲーム」や映画「パラサイト 半地下の家族」の音楽監督として有名なピアニストのチョン・ジェイル氏が現地のオーケストラと協演し、フィナーレを飾る。

同映画祭は30日まで、イタリア・フィレンツェのラ・コンパニア劇場で行われる。

sofiakim218@korea.kr