文化体育観光部と韓国国際文化交流振興院が2日、「2024年海外韓流実態調査(2023年基準)」を発表した。写真は、「KCON香港2024」の様子=先月30~31日、CJ ENM
[ソ・エヨン]
韓流を経験した10人のうち7人は、韓国の文化コンテンツに好感を持っていることがわかった。
文化体育観光部と韓国国際文化交流振興院が2日、「2024年海外韓流実態調査(2023年基準)」を発表した。今回の調査は昨年11月10日から30日にかけて、 韓国の文化コンテンツに接したことがある26カ国・地域の2万5000人を対象にオンラインで実施された。
韓国の文化コンテンツに対する好感度調査で、「好ましい」だと答えた割合は68.8%。好感度が高かった国は、インドネシア(86.3%)、インド(84.5%)、タイ・アラブ首長国連邦(83.0%)、ベトナム(82.9%)の順だった。
韓国の文化コンテンツに接してから韓国に対する認識が「肯定的に変化した」との回答は66.1%がだった。国別ではアラブ首長国連邦(85.9%)、インド(85.3%)、ベトナム(84.7%)などで肯定的な変化が目立った。日本(38.8%)、イタリア(48.7%)などでは変化が低かった。
1番先に思い浮かぶ韓国のイメージとしては、「K-POP」との答えが17.2%で最も多かった。韓国料理(13.2%)、韓国ドラマ(7.0%)、IT製品・ブランド(6.3%)、ビューティー製品(5.2%)などが後に続いた。
K-POPを選んだ回答者を年齢別にみると、10代が23.1%、20代が20.8%で、他の年齢層より高かった。 一方、40代(13.6%)と50代(17.4%)では、韓国料理と答えた割合が他の年齢層より高かった。
韓国ドラマを見た人は、依然として「イカゲーム」が1番好きなドラマだと答えた。2位は「ザ・グローリー」(3.4%)、3位は「キング・ザ・ランド」(2.6%)だった。「イカゲーム」はヨーロッパ(23.7%)、アメリカ(8.3%)を中心に人気だったが、「ザ・グローリー」はアジア・太平洋(5.4%)で人気だった。
韓国映画は5年連続「パラサイト 半地下の家族」(7.9%)と「新感染ファイナル・エクスプレス」(6.0%)がそれぞれ1位と2位を占めた。「パラサイト 半地下の家族」は欧州(10.7%)と米州(12.6%)で、「新感染ファイナル・エクスプレス」はアジア・太平洋(8.2%)で人気を集めた。
今回の調査では、韓国製の製品と韓国のサービスに対する関心度についても尋ねた
韓流を経験した人の半分以上(50.7%)は「今後、韓国製品やサービスを購入、または利用する意向がある」と答えた。国別ではエジプト(75.6%)、サウジアラビア(73.0%)、アラブ首長国連邦(72.9%)、ベトナム(72.1%)、インド(70.7%)の順で中東諸国とアジア諸国で韓国に対する関心度が高かった。
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