文化

2025.05.23

写真は、フランス文化部のラシダ・ダティ長官と文化体育観光部ユ・インチョン長官(右)=20日(現地時間)、フランス・パリ、文化体育観光部

写真は、フランス文化部のラシダ・ダティ長官と文化体育観光部ユ・インチョン長官(右)=20日(現地時間)、フランス・パリ、文化体育観光部


[シャルル・オデゥアン]

韓国とフランスが国交正常化140周年を迎え、文化交流を拡大する。

文化体育観光部は20日(現地時間)、文化体育観光部のユ・インチョン長官とフランス文化部のラシダ・ダティ長官が、フランス・パリの文化部で「韓国・フランス文化分野協力に関する意向書」を締結したと発表した。

両国は、文化・芸術・遺産に関連する機関における協力を強化する。文化芸術活動分野での制作活動、公演や展示をはじめとし、広報、映画、ゲームなどの分野で協力し、文化・無形・自然遺産における協力も行う。

両国は来年6月4日、国交正常化140周年を記念するためのイベントを用意する。国交正常化記念日の特別イベント、パリ図書展の韓国主賓国イベント、アヴィニョン・フェスティバルの韓国フォーカスイベントなどだ。トゥール、ナント、モンペリエ、トゥールーズなど、フランスの主要都市で韓国文化祭も行う。<

韓国とフランスは1965年に「韓国・フランス文化技術科学協定」を締結した。2016年には、両国修交130周年を記念し、「韓国・フランス相互交流の年(2015~2016)」を開催した。

ユ・インチョン長官は「韓国の大衆文化芸術がフランスで大きな人気を得ている。協力できる分野が多い」とし、「文化協力意向書の締結を契機に、両国の国民が楽しめる豊かな文化交流行事を推進する計画だ」と述べた。

フランス大使官邸で、フィリップ・ベルトゥ駐韓フランス大使から、レジオン・ドヌールエ・オフィシエ賞を受賞する韓国イメージコミュニケーション研究院のチェ・ジョンファ理事長兼韓国外大名誉教授=15日、ソウル・西大門区、駐韓フランス大使館

フランス大使官邸で、フィリップ・ベルトゥ駐韓フランス大使から、レジオン・ドヌールエ・オフィシエ賞を受賞する韓国イメージコミュニケーション研究院のチェ・ジョンファ理事長兼韓国外大名誉教授=15日、ソウル・西大門区、駐韓フランス大使館


文化芸術における韓国とフランスの協力関係は、人的交流や現場で活動する芸術家を通じて拡大している。韓国系の関係者らの相次ぐフランス勲章受勲の受賞は、協力強化と持続性を象徴的に示している。

韓国イメージコミュニケーション研究院(CICI)のチェ・ジョンファ理事長兼韓国外大名誉教授は、15日、フランス最高権威の勲章であるレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章した。韓国人女性としては初めて。

駐韓フランス大使館は、チェ・ジョンファ理事長兼韓国外大名誉教授について「韓国語とフランス語で38冊の著書を出版し、ユーチューブクリエイター、韓国国際交流財団が発刊するコリアナのフランス語版の編集長を務めるなど、両国関係の増進に向けて文化交流に寄与してきた」と説明した。

さらに、韓国とフランスのメディアは、ソプラノのチョ・スミが、フランス文化部から芸術文化勲章のコマンドールを受章すると22日、報道した。

チョ・スミは26日、パリのオペラ・コミックで開催される叙勲式で、韓国系のフルール・ペルラン元フランス文化長官から勲章を受章する予定だ。

caudouin@korea.kr