文化

2025.08.26

写真は、米CNN放送が21日に報じた記事のキャプチャー=CNNホームページ

写真は、米CNN放送が21日に報じた記事のキャプチャー=CNNホームページ


[ユン・ソジョン] 

英米圏の主要メディアが、韓国文化を背景にしたネットフリックスのアニメーション映画、「K-POPデーモン・ハンターズ」が世界中で大ブレイクしていることに注目した。

米タイム誌は22日、「『K-POPデーモン・ハンターズ』は、どのように世界を征服したのか」というタイトルの記事で、作品の成功要因について分析した。また、メギ・カン監督、クリス・アペルハンス(Chris Appelhans)共同監督、主題曲(OST)の主要作曲家でありボーカリストのEJAEなどと行ったインタビューも紹介した。

タイム誌は「まるで最高のアイドルグループのように『K-POPデーモン・ハンター』は、優れている部分が1カ所だけではない」とし、「悪魔を退治するK-POPガールズグループが登場する子供用アニメーション映画だが、コメディやアクション、音楽、超自然的ホラー要素を結合し、見ごたえのある作品だ。何度でも見る価値がある」と評価した。

さらに、「ネットフリックスで公開されてから約2カ月が経ったが、人気はさらに高まっている」とし、米国ビルボードメインシングルチャート「ホット100」で1位を占めた「ゴールデン」などのOSTが人気を博していると付け加えた。

タイム誌は「『K-POPデーモン・ハンターズ』を大ヒットさせたのは子供たちの影響が大きかったが、年齢を問わず全世代の人気を集めている」とした。記事は作品の中に巧妙に散りばめらた韓国文化の多様な要素と作品の中に登場する曲の完成度について説明した。

CNNも21日、「『K-POPデーモン・ハンターズ』に関する記事で、「K-POPがどのように大衆文化を征服したのかについて説明できる」とした。K-POPと超自然的なテーマという強力な2つのジャンルを融合させ、「ゴールデン」などのOSTの人気も作品の人気を後押ししたと評価した。

また、米国のゴールドダービーもこの日、「『K-POPデーモン・ハンターズ』が米国最高権威のオスカー賞の有力候補に挙がるだろう」と見通した。

記事は「オスカー賞の候補として指名される可能性を、文化的影響力だけで判断するならば、『K-POPデーモン・ハンターズ』が最も有力な候補であるだろう」とし、最優秀アニメーション賞と主題歌賞に指名される可能性が高いと報じた。

この他、英国のBBCも21日に「『K-POPデーモン・ハンターズ』は、どのように全世界的な人気を集めているのか」という記事を載せ、米国のUSAトゥデイなども『K-POPデーモン・ハンターズ』の人気と作品性に関する記事を掲載した。

ゴールドダービーは、21日に「『K-POPデーモン・ハンターズ』が米国最高権威のオスカー賞の有力候補に挙がるだろう」と見通した=ゴールドダービーホームページからキャプチャー

ゴールドダービーは、21日に「『K-POPデーモン・ハンターズ』が米国最高権威のオスカー賞の有力候補に挙がるだろう」と見通した=ゴールドダービーホームページからキャプチャー


arete@korea.kr