「ソリ遠征隊」=先月27日、ウズベキスタン・ナボイ、文化体育観光部
[テレシア・マーガレット]
韓国に暮らす外国人音楽家たちが国楽を学び、自らの音楽言語で再解釈。韓国伝統音楽の魅力を世界中に発信する。
文化体育観光部と国際放送交流財団は15日、外国人音楽家たちが国楽を学び成長する過程を描いた外国人国楽バンド『Sound Trek』のドキュメンタリーを10月末に公開すると発表した。
ドキュメンタリーは全5部作で制作され、アリランテレビを通じて世界中に放映される。また、一部のコンテンツは現在、アリランテレビのYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/arirang)で先行公開されている。
「ソリ遠征隊」は、ドイツ、ロシア、メキシコ、モンゴル、ブルキナファソ出身の音楽家5人で構成された国楽バンドだ。それぞれが管楽器(フルート・テグムなど)、鍵盤楽器(アコーディオン)、伝統声楽(ソリ)、弦楽器(マドゥグム)、打楽器(ジェンベ・チャング)など、自分の扱う楽器を通じて韓国の伝統音楽を新たな方法で再解釈した。
メンバーたちは4月のオーディションで選抜され、約5カ月間、韓国を代表する国楽の専門家たちから特訓を受けた。先月27日にはウズベキスタンのナボイで行われた公演で、「愛の歌」や「アリランメドレー」などを、自国の楽器と国楽の調和による独創的な舞台を披露した。
「ソリ遠征隊」の韓国での公式初舞台は、国楽専門博覧会「2025永同(ヨンドン)世界国楽エキスポ」だ。18日にエキスポからの公式招待を受け、舞台に上がる。今回のエキスポは12日に開幕し、来月11日までの30日間、忠清北(チュンチョンブク)道・永同で開催される。国内外のさまざまな国楽コンテンツが披露される予定だ。
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