キム・ミン作「チョギョンミョン」
[キム・へリン]
[写真=文化体育観光部]
慶州(キョンジュ)で開かれるAPEC首脳会議のテーマ「持続可能な明日:連結、革新、繁栄」が、芸術を通して表現される。
文化体育観光部は21日、2025APEC首脳会議を契機に、韓国美術の伝統と現代を網羅する特別展を、慶州のソルゴ美術館とウヤン美術館でそれぞれ開催すると発表した。
APECのテーマを芸術的に解釈し、時代やジャンルを超えて、K-アートの広がりと国際的な共感を表現する。
ソンチョン作「観世音菩薩」
ソルゴ美術館では先月22日から来年4月26日まで、新羅の文化と美学を現代的に再解釈する特別展を開催する。パク・デソン、ソンチョン、キム・ミン、パク・ソンミンの4人の作家が参加し、伝統と現代、物質と精神の調和を多様な手法で表現する。
パク・デソンは伝統水墨画の世界化を先導し、自然と人間の関係を探求してきた。ソンチョンは仏画の現代的造形を試みる。キム・ミンは金箔・銀箔や伝統顔料を用いた絵画を手がけ、パク・ソンミンは廃ガラスを用いたインスタレーションで、環境と芸術の循環を表現する。
故パク・ナムジュン作「私のファウスト-経済学」
先月7月に再開館したウヤン美術館は、再開館とAPEC首脳会議を契機に、7月20日から11月30日まで「パク・ナムジュン:ヒューマニティ・イン・ザ・サーキッツ展」を開催する。展覧会では、技術と芸術、人間の関係をテーマにした故パク・ナムジュンの1990年代の代表作を展示する。「私のファウスト-経済学」や「私のファウスト-精神性」など、復元作品も初公開される。
文化体育観光部の担当者は、「今回の特別展が韓国美術の伝統と革新を示す場になることを期待する」と述べた。
ソルゴ美術館のポスター(左)とウヤン美術館のポスター(右)
kimhyelin211@korea.kr