文化

他の言語で読む
  • 한국어
  • English
  • 日本語
  • 中文
  • العربية
  • Español
  • Français
  • Deutsch
  • Pусский
  • Tiếng Việt
  • Indonesian

600年の歴史がある「北村 韓屋村(プクチョン ハノクマウル)」は、ソウルの人気観光名所として確実に位置づけられた。ソウル市 鍾路区 嘉会洞(チョンノグ キフェドン)から三清洞(サムチョンドン)に至る北村は、1233棟の韓屋があり、国内外の観光客にソウルの魅力がよくわかる場所にあげられる。ソウル市によると、この一年でここを訪れた訪問者は31万8,924人(国内人21万8,593人、外国人10万331人)で、2009年の訪問者数(約9万4,000人)よりも3倍以上になった。

地下鉄3号線の安国(アングク)駅3番出口から出て少し歩くとある北村は、私たちの知っているソウルとはかなり異なる「別世界」だ。

韓屋は都心の住居に合わせて室内施設などが一部改良されたが、十分「古都ソウル」の伝統美を鑑賞するのに値する。特に韓屋の密集した嘉会洞(カフェドン)31番地一帯は必須の訪問コースである。貧しい人士らが一団となって集まり住み、官吏になった両班(ヤンバン:韓国の昔の上流階級)が居を構えた場所が北村だ。1930年代前後に朝鮮時代の高官らの暮した豪邸が中小規模の韓屋に代わっていったが、プンヤン・チョ家跡地や白麟濟(ペクインジェ)家屋、一可亭(イルガジョン)跡地、完順君 李載完のワンスングン跡地などが北村の品格を保っている。

また、護符や民画を見ることのできる「嘉会博物館」、近代の生活品を展示した「北村生活史博物館、「世界装身具博物館」など様々な博物館や工房などが密集していて、家族のお出かけコースにもよい。子供と一緒に昔の教室や学校前の文房具店の様子を再現したソウル教育史料館や朝鮮時代の両班の生活ぶりがわかる韓屋文化体験館は必須の訪問コースだ。時間の余裕があれば韓屋生活を宿泊体験できるゲストハウスを訪れる方法もよい。

北村がこうした人気の訪問場所として浮上したことで、ソウル市は4月15日から「動く観光案内所」を開設した。観光案内所には8人の観光通訳ガイド(日本語4人、中国語2人、英語2人)が常駐し、外国人観光客に北村を案内する。国内の韓国仁観光客は、「北村文化センター」で訪問者に無料で配布される「北村観光案内も」と「徒歩旅行セルフガイドブック」を見れば、十分に北村を楽しむことができる。

(翻訳:Korea.net Mihoko W.)