ソウルから江陵までを結ぶ高速鉄道を取材している海外報道陣=21日、ソウル駅
[ソウル=ソン・ジエ、イ・ギョンミ]
[写真=ゾン・ハン]
ソウルと「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック(平昌冬季オリンピック)」開催地である江原道の江陵(カンヌン)を結ぶ高速鉄道(KTX)がNHKや米国のNBC、中国のCCTVなど海外メディアに公開された。
来月開通を前に21日に公開された同KTXは、最高時速250キロメートルで、ソウルから江陵までおよそ2時間以内で到着する。
ソウルから江陵までを結ぶKTXの車両内=21日、ソウル駅
8両・410席の同KTXは、ソウル・ 清凉里(チョンニャンニ)・楊平(ヤンピョン)・珍富(チンブ)・江陵など10駅に停車し、片道を基準に平日18回、週末26回運行される。
特に、韓国鉄道公社(コレール)はオリンピックに参加する選手や関係者、訪問客の入出国が集中すると予想される2月は、仁川(インチョン)国際空港から江原道の平昌、珍富、江陵まで乗り換えなしに143分で到着する「仁川から江陵を結ぶ」KTXを1日片道16本の運行を予定している。また、オリンピックの開閉式が開催される平昌オリンピック・プラザまで車で20分かかる距離にある珍富駅へと直行するKTXも1日片道8本の運行を予定している。
運賃はソウルから江陵まで2万7600ウォン(約2830円)、清凉里から江陵までは2万6千ウォン(約2670円)、仁川国際空港から江陵までは4万7百ウォン(約4180円)。
コレールのアン・ビョンホ旅客事業本部長は、「江陵まで車や高速バスで行く場合、3時間以上かかるが、KTXでは2時間以内で到着することができる」とし、「オリンピックが終わった後も、観光客が利用できる交通手段になる」と述べた。また、「コレールは平昌冬季オリンピックの成功に向け、支援を惜しまない」とし、「高速鉄道の利用に問題がないよう、徹底して準備する」と付け加えた。
江陵駅から出発し、ソウルに向かっているKTXの中 =21日、江陵駅
「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック」が開かれる江原道の江陵に建てられた「江陵駅」=21日、 江原道・江陵
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