食・旅行

2023.09.29


[ソウル=KOREA.net]
[映像=キム・スンジュ、イ・ジュニョン]

29日は、韓国最大の名節「秋夕(チュソク)」だ。

秋夕は、ソルラル(旧正月)と並ぶ韓国の代表的な名節の一つで、「ハンガウィ」とも呼ばれる。一年の農作を終え、収穫が行われる頃である旧暦8月15日だ。家族が集まって先祖の墓参りをし、一緒においしいものを食べる。夜には満月を見ながら願い事をする。日本のお盆に相当する。

秋夕当日と、その前後の日を合わせて3日間は休日である。今年は秋夕の連休期間(28~30日)が週末(9月30日~10月1日)と重なった上に、10月2日は臨時休日に指定され、10月3日は建国記念日の祝日・開天節であるため、6日間の連休となる。

KOREA.netは秋夕を迎え、ソウル市・鍾路区にある韓国伝統料理研究所を訪れ、秋夕の時によく食べるおやつを試食した。インドネシア出身のテレシア・マーガレット記者、ベトナム出身のコ・ウンハ記者が韓服を着て、同研究所のユン・スクジャ代表と一緒に秋夕について語った。

左から時計回りに、モ薬菓、開城ウメギ、ソンピョン、カンジョン。真ん中は油菓=イ・ギョンミ撮影

左から時計回りに、モ薬菓、開城ウメギ、ソンピョン、カンジョン。真ん中は油菓=イ・ギョンミ撮影


用意されたのは、ソンピョン、開城(ケソン)ウメギ、モ薬菓、油菓(ユガ)とカンジョン、そしてスジョングァという飲み物。ソンピョンは、秋夕の代表的な食べ物。モ薬菓は、よく知られている丸い形ではなく、四角に作ったもの。開城ウメギは、「開城ジュアク」とも呼ばれるが、北朝鮮の開城地域では、宴会に欠かせない料理だという。

まず、カラフルな色合いが目を楽しませてくれる。ハチミツの甘い香りと、ゴマ油の香ばしい匂いがただよう。秋夕に食べる韓国の伝統的なおやつを、動画で確認してみよう。

km137426@korea.kr